最近、多くの人の間で「静かな退職(Quiet Quitting)」という言葉が流行っている。実際に退職するわけではなく、「必要以上に一生懸命働くのをやめること」というような意味だ。 TikTokでバズったこの動画には、ニューヨークの地下鉄の駅で一人ベンチに座る男性が登場する。「静かな退職」について思いを巡らせ、こう独りごちる——「人としての価値は仕事では決まらない」。 「静かな退職」は必ずしも新しいものではなく、呼び方は違えど何世代も前から存在していた。X世代は「サボる」「ダラダラする」と呼んだかもしれないし、ミレニアル世代なら「境界線を引く」とでも言ったかもしれない。 しかし、いま起きている現象は少し違う気がする。今回は、パンデミック、社会不安、経済的混乱の中で出てきたものだ。また、賃金、柔軟性、自律性、リモートワークなど、仕事に対する従業員の要求が大きくなる中で、アメリカでは記録的な数
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