「レアメタル」の太平洋戦争: なぜ日本は金属を戦力化できなかったのか 仮に当時の日本に資源が潤沢にあったとしても、やはり太平洋戦争には負けているだろう。それは「いかに金属を戦力化するか」、つまり「金属で優れた兵器を効率的にたくさん作る」という根本的な戦争の手段において、日本は太刀打ちできなかったからである。 (Amazon商品詳細ページより) まず始めに言っておきたいのは、本書の「レアメタルの~」というタイトルにはだいぶ偽りがあること。レアメタルの話題を扱っていないわけではないものの、どちらかと言えば金属全般を扱う延長としてレアメタルについても語っているという方が正しいです。 「金属利用から見る太平洋戦争」とでもしたほうが内容をきちんと反映しているでしょう。 とはいえ、タイトルが内容を表していない点を除けば非常に面白い本であることは確か。 戦争のタンパク質「銅」、戦争の骨格「鋼」、戦争のビ
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