「現在の世界は、経済的・社会的・政治的な混乱状態にあります」 2018年9月28日、マレーシアのマハティール首相は米ニューヨークで開かれた国連総会で演説をおこない、現在の世界情勢に深い憂慮を示した。 5月9日の下院議員総選挙による政権交代にともない、15年ぶりに首相に返り咲いた93歳のマハティール氏(注1)は、前回首相であった2003年に国連総会で演説している。2003年の演説で「小国が強国の言いなりになり、世界が大きく道を失った」と、大国が世界をコントロールする状況を批判していたマハティール氏は、「15年後の今日、世界はそれほど大きく変わっていません。それどころか、15年前よりもはるかに悪くなっています」と語った。 マハティール氏は24分間の演説で「テロと戦う唯一の方法はその原因を除去することだ」と語り、中小国に兵器を売って利益を得る軍事ビジネスを非難し、ナショナリズムとポピュリズムによ
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