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ブックマーク / www.yomiuri.co.jp (19)

  • 第3部 奪われた笑顔<1>半世紀経ても癒えぬ傷 : 性暴力を問う : 企画・連載 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    兄から被害 愛情と希望失った 体に張り付いて、はがしたいのに、はがせない――。 5歳の時から15歳まで、兄から性被害を受け続けた良子さん(仮名)(66)は、半世紀を経た今も消せない記憶を、そう表現する。ふとしたことで、あの忌まわしい時がよみがえり、心の傷が痛み、肌があわ立つ。 「私には青春はなかった。夫さえ信じ切ることができない。川の流れのように、記憶も流せたらいいのに」 終戦後の混乱期、大家族の末っ子として育った。べていくのに精いっぱいの家庭で、勉強のできた15歳上の兄は、両親の自慢だった。 初めて被害に遭ったのは、5歳の冬の夜。ふすまがスーッと開き、兄が布団に入ってきた。下半身を触られたが、何をされているのか理解できない。ただ怖くて、声も出なかった。 以来、母が内職で夜なべしているスキを見計らっては、忍び寄ってきた。熱を出して家で一人で寝ているところを狙われたこともある。 兄は「黙っ

  • スカイツリー避難階段、定石覆す「上から」工法 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    11月30日、報道陣に初公開された東京スカイツリーの避難階段。 地上からツリーの中心を貫く直径8メートルの「心柱(しんばしら)」内を通って、第2展望台(高さ約450メートル)まで続き、計2523段ある。高さ日一の避難階段とみられるが、狭い場所への設置という条件から、通常とは異なる建設方法が採用された。 階段工事は下から組み上げていくのが定石だが、施工会社の大林組は今回、第1展望台(同350メートル)付近までは作業効率を考え、上から階段を設置した。まず、心柱の真下に階段の部品を運び込み、そこで高さ10メートルの階段を作る。それを1ユニットとし、高さ350メートル地点から油圧ジャッキで一つずつつり上げる。上から順に心柱の壁に打ち込んだアンカーに引っかけ、計36ユニットを取り付けた。 従来と異なる方法が採られた理由は、下から階段を建設した場合、階段の材料を高さ375メートル付近まで荷揚げしなく

  • シュレッダー文書、復元できたら380万円 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    米国防総省高等研究計画局(DARPA)が公開した挑戦課題の一つ。文書が市販のシュレッダーで細かく刻まれている(米国防総省提供) 【ワシントン=山田哲朗】米国防総省は、シュレッダーにかけられた文書を復元できるか参加者が競うコンテストを行うと発表した。最高で賞金5万ドル(約380万円)が出る。 画期的な復元手法の開発につなげるのが狙いで、押収したテロリストの文書を読んだり、国家機密の文書をシュレッダーで細かくするのは安全か判定したりするのに役立てる。 主催は同省高等研究計画局(DARPA)で、「シュレッダー・チャレンジ」と題する専用サイトに、市販のシュレッダーでばらばらになった5種類の文書を公開した。参加資格は、18歳以上の米国永住の個人かチーム。紙片を元通りにし、手書きの文章を読まなければ解けない質問に答える。完全に文書を復元した場合の最高額は5万ドルになる。 シュレッダーで細かくなった紙は

  • 「セシウム牛いりません」大分県議、絶叫大会で : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    大分県由布市湯布院町で10日に行われた「由布院牛喰(く)い絶叫大会」で、最初に見を示した同市区選出の近藤和義県議(77)が「セシウム牛はいりません」と叫んだ。 福島県から大分県に避難してきた被災者は「失礼な発言」と憤っている。 近藤県議は4期目で、県畜産協会長。同県議によると、大会冒頭のあいさつ後、見として「セシウムで汚染されたわらをべた牛の被害が広がっている。由布院の牛肉は汚染のわらをべていないので安全だ」と絶叫。一呼吸置き、「セシウム牛はいりません」と声を張り上げたという。 近藤県議は読売新聞の取材に対し、「国の対応のまずさを批判する内容だった。被災地の農家や牛を差別したのではない」と説明した。 福島県いわき市から大分市に避難している男性(70)は「福島の牛肉が受け入れてもらえないのはつらい。現地で生活を立て直そうとしている人に失礼な発言」と怒っていた。 広瀬勝貞・同県知事は1

  • 千葉市民の騒音苦情殺到…羽田飛行ルート変更 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    羽田空港の再拡張に伴う航空機の飛行ルート変更により、千葉市民からの騒音苦情が同市に殺到している。 昨年10月から今年9月までの1年間で200件の苦情が寄せられ、市は国土交通省との個別協議で被害軽減に乗り出した。だが、飛行ルート設定には制約が多く、ルート変更など抜的な解決策は難しい情勢だ。 航空機が千葉市上空を通過するのは「南風の好天時」。年間の37%を占め、D滑走路へ向かう北側ルート(高度約1200メートル)と、B滑走路へ向かう南側ルート(同約1500メートル)の着陸機が同市中央区の上空をそれぞれ通過する。便数は1時間あたり最大40機に達し、市は年間約7万2000機が通過すると推計する。 市環境規制課によると、飛行ルート直下の住民から、「うるさい」「テレビの音が聞こえない」などの苦情や意見があり、特に南寄りの風が多く吹く4~7月は計86件と多かった。 航空機の騒音の目安となる「W値」(う

  • 「ウォール街占拠せよ」若者デモ700人逮捕 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    【ニューヨーク=吉形祐司】世界の金融センター、米ニューヨークのウォール街近くで、若者たちが「ウォール街を占拠せよ」を合言葉に展開しているデモが、急速に膨張している。 大企業が主導する社会や、貧富の差に不満を抱く若年層が中核で、1日にはデモ行進中に700人が逮捕された。警察当局との対立が先鋭化する一方、草の根の支持も全米に波及し、社会現象の様相を呈している。

  • 「あかつき」推力不足、予定の金星軌道入り困難 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    宇宙航空研究開発機構は15日、金星探査機「あかつき」の主エンジンの第2回試験噴射を14日に行った結果、1回目と同様に想定の9分の1程度の推進力しか出なかったと発表した。 同機構は2015年以降に金星周回軌道への投入を目指している。主エンジンの代わりに小型の姿勢制御エンジンを使って投入する場合、金星からかなり離れた楕円(だえん)軌道を回ることになり、予定した観測は十分できなくなるという。

  • 謎の黒い惑星を発見…光を99%以上吸収 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    光のエネルギーを99%以上吸収してしまう、石炭より黒い惑星を米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究者らが発見した。 惑星の大気に光の吸収を促す物質が存在するとみられるが、それだけではこの黒さを説明できず、大きな謎として話題を呼んでいる。英国王立天文学会がホームページで発表した。 「黒い惑星」は木星ほどの大きさ。地球から、りゅう座の方向に750光年離れた恒星のそばを回っている。科学者らが、米ケプラー衛星が観測した光の反射率データを調べたところ、ほとんど光を反射しない「黒い惑星」を見つけた。 恒星の光を吸収しているため、惑星の大気の温度は1000度以上に達し、吸収熱で表面はわずかに赤みを帯びている可能性もある。大気には、光を吸収しやすいナトリウム、酸化チタンなどがあるとみられる。

  • 被災地の松、使用中止で京都に非難続々 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    東日大震災の津波で倒れた岩手県陸前高田市の「高田松原」の松で作った薪(まき)を「京都五山送り火」(16日)で燃やす計画が中止になったことに対し、8日朝から、京都市の大文字保存会の事務局を務める市文化財保護課に非難が殺到した。 「期待していた被災者の気持ちをくむべきではないか」などの意見で、8日午後1時現在、約40件に上っている。 保存会は、被災者らに犠牲者の名前や復興への願いを書き込んでもらった薪の奉納を計画し、400が集まった。しかし、放射性セシウムに汚染された稲わらをべた牛の肉が流通した問題などで心配が広がり、検査を実施。放射性セシウムは検出されなかったが、現地の関係者と協議して中止を決定した。これに対し、市民らから「根拠のない理由で中止するのは差別ではないか」「風評被害を助長する」などの電話があった。

  • あみ目のようなイナズマ、川崎の会社員が撮影 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    7日午後、神奈川県内の広い範囲で雷が発生した。 横浜地方気象台によると、南から暖かい湿った空気が関東平野に流れ込み、大気の状態が不安定になったという。 川崎市幸区の会社員堂英樹さん(50)は自宅のある高層マンションから雷の撮影に成功。「午後3時頃から午後7時頃まで、雷がずっと続いていた」と話していた。

  • 穴に塩ふりかけるとニョキニョキ…珍潮干狩り : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    香川県観音寺市の有明浜で、マテ貝採りが盛んに行われている。 最近では、瀬戸内海沿岸でもあまり見られなくなったことから、遠浅の砂浜には連日大勢の親子連れらが訪れている。 マテ貝は、葉巻のような形をした二枚貝で、砂に穴を掘って生息している。表面の砂をかきのぞくと直径5ミリ程の穴が現れ、そこに塩を振り掛けると、飛び出してくる。潮が満ちてきたと錯覚して穴から出てくるとも言われている。 この日は潮位の差が大きい大潮で、夕方に迎える干潮を前に午後2時頃からスコップやバケツを持った約100人が訪れ、風変わりな潮干狩りを楽しんだ。

  • 幼児が「地震・津波ごっこ」 他県でも 専門家「静観し叱らないで」 : 岩手 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    被災地の幼児に「津波ごっこ」「地震ごっこ」という遊びが広がっている。地震発生当時の場面を消防団員や母親などの「配役」を決めて再現する遊びだ。「悪ふざけが過ぎる」と感じる保育士や保護者が多い。だが、専門家は、この遊びが子どもたちが抱えこんだ不安や積(うっせき)の表れの一つと分析、「静観することが重要」と指摘する。 「地震だ。津波が来るぞ、逃げろ」。山田町の山田中央保育園で消防団員役の5歳の男児が大声で叫んだ。教室にいた他の園児は、段ボールで作った避難所の中に入り、防災ずきんに見立てたタオルをかぶる。4歳の女児も消防団に加わり、消火活動をする。避難所では母親役が、子ども役に「大丈夫だからね」と優しげに語りかける。 山崎美鈴園長は「不謹慎な遊びだが、止めていいものかどうかわからなかった。悲しい思いをした子どももいるのになぜ」と困惑する。保護者からの相談でも「子どもの会話の中に『死ぬ』『殺す』と

  • 4号機、燃料溶融寸前に…爆発で水流入して回避 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    東京電力福島第一原子力発電所4号機で3月15日に発生した火災に伴う爆発の際、使用済み核燃料一時貯蔵プールに、爆発の衝撃で隣接する場所から水が偶然流れ込み、プール内にあった核燃料の過熱をい止めた可能性があることが、東電の調査でわかった。 過熱が続いていれば核燃料が溶融し、現状を大幅に上回る放射性物質が放出される最悪の事態もあり得たとしている。 同原発は、3月11日の東日大震災で津波に襲われ、外部電源が途絶。4号機の燃料プールへの冷却水注入も止まった。東電は現在、プールから1日約70トンの水が蒸発しているとみて、生コン圧送機で注水しているが、水位は計算通り上がっていない。東電はプールから水が漏れている疑いもあるとして調べたものの、原子炉建屋下部への漏水は確認されていない。 爆発は原子炉建屋の側壁が崩落するほど激しく、水素爆発が起きたとみられる。水の漏出先として東電が有力視しているのは、可動

  • 日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    東京電力福島第一原子力発電所の事故で、気象庁が同原発から出た放射性物質の拡散予測を連日行っているにもかかわらず、政府が公開していないことが4日、明らかになった。 ドイツやノルウェーなど欧州の一部の国の気象機関は日の気象庁などの観測データに基づいて独自に予測し、放射性物質が拡散する様子を連日、天気予報サイトで公開している。日政府が公開しないことについて内外の専門家からは批判が上がっており、政府の原発事故に関する情報開示の在り方が改めて問われている。 気象庁の予測は、国際原子力機関(IAEA)の要請に基づくもの。国境を越える放射性物質汚染が心配されるときに、各国の気象機関が協力して拡散予測を行う。 同庁では、東日大震災当日の3月11日から毎日1〜2回、拡散予測を計算している。具体的には、IAEAから送られてきた放射性物質の放出開始時間や継続期間、どれくらいの高さまで上ったかを、風向きや天

  • 首相、谷垣氏に入閣要請…大連立と同じと拒否 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    菅首相(民主党代表)が東日巨大地震と東京電力福島第一原子力発電所での事故を受け、自民党の谷垣総裁に原発問題担当相としての入閣を要請していたことが18日、明らかになった。 谷垣氏側は拒否した。 これに関連し、民主党の岡田幹事長は同日、国会内で開いた「各党・政府震災対策合同会議」で、閣僚の3人増員を柱とする内閣法改正を提案した。3ポストは原発問題担当と復興担当、被災者支援担当が念頭にあるとみられ、野党側も大半は増員には賛成する方向だ。 谷垣氏への入閣要請は、首相周辺から関係者を通じて自民党幹部に伝えられた。谷垣氏側は「入閣は大連立と同じで、責任の所在が不明確になるだけだ」として拒否した。 これを受け、首相は与党から新ポストへの起用を目指す意向だ。仙谷由人官房副長官や国民新党の亀井代表らの名前が取りざたされている。 岡田氏は合同会議で、副大臣、政務官、首相補佐官を増やすことも提案した。

  • 地震で地殻大変動、地球の自転速まる…NASA : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    【ワシントン=山田哲朗】東日巨大地震の発生で、地球が1回の自転に要する時間が、1000万分の16秒だけ短くなったとみられることがわかった。米航空宇宙局(NASA)のリチャード・グロス博士(地球物理学)が計算した。 大地震で地殻が大きく動くと、地軸がわずかにずれる。コマの形が変わると回転が変化するように、地震で地球の自転が影響を受け、回転が速まったと考えられる。

  • Suicaも使えるように…セブン―イレブン : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    セブン&アイ・ホールディングスとJR5社(北海道、東日、東海、西日、九州)と京浜急行電鉄は9日、全国のコンビニエンスストア「セブン―イレブン」約1万3000店で鉄道系の電子マネーを18日から使えるようにすると発表した。 Suica(スイカ)やICOCA(イコカ)など計8種類が地域ごとに利用できる。来店者の利便性を高めるのが狙いだ。 これまでセブン―イレブンで使える電子マネーは、セブン&アイグループで発行するnanaco(ナナコ)やEdy(エディ)など4種類に限られていた。ナナコの利用件数を増やすことを優先したためだが、1か月の利用件数が4000万件に達するなど「ナナコの認知度が高まった」(広報担当)とみて、新たに鉄道系の電子マネーの導入を決めた。

  • 蓮舫さん、東京マラソン車いす優勝賞金に異議 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    蓮舫行政刷新相(障害者施策担当)は9日の衆院内閣委員会で、東京マラソンの優勝者に支給される賞金額が一般部門800万円、車いす部門20万円と開きがあることについて、「障害を理由に差別されてはならない」と批判。 主催の東京マラソン財団に問い合わせをしていることも明らかにした。自民党の長島忠美氏の質問に答えた。財団によると、今大会の参加者約3万5000人のうち車いす部門のマラソン参加者は25人で、「海外の大会や参加人数に照らして決めた」と説明している。

  • 二重被爆者「世界一運が悪い」BBCお笑い番組 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    【ロンドン=大内佐紀】英BBC放送が昨年12月放映した人気お笑いクイズ番組で、日の被爆者が笑いのネタにされ、在英日大使館が抗議していたことが20日、わかった。 金曜夜の人気番組「Q1」で12月17日、「世界一運が悪い男」として、広島と長崎で二重に被爆し、昨年1月に93歳で亡くなった長崎市出身の山口彊(つとむ)さんを取り上げた。司会者が「出張先の広島で被爆し、列車に乗って戻った長崎でまた被爆した」と説明すると、ゲストらが「でも、93歳まで長生きしたなら、それほど不運じゃない」「原爆が落ちた次の日に列車が走っているなんて、英国じゃ考えられないな」などとコメント、会場から笑い声が上がった。 この間、スタジオには山口さんの写真やきのこ雲が掲げられた。 番組を見た在留邦人から連絡を受けた在英日大使館は今月7日、「原爆投下の問題をコメディー番組で取り上げるのは極めて不適切で日人の国民感情を無視

    yukami_dna
    yukami_dna 2011/01/22
    ブラックジョークでもやっていいことと悪いことくらいあるだろ。
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