インパクトファクター(Impact Factor; IF)またはジャーナルインパクトファクター(Journal Impact Factor; JIF)は、自然科学や社会科学の学術雑誌が各分野内で持つ相対的な影響力の大きさを測る指標の一つである。端的には、その雑誌に掲載された論文が一年あたりに引用される回数の平均値を表す[1]。一般にインパクトファクターの値が高いジャーナルは、値が低いジャーナルよりも重要であり、それぞれの分野でより本質的な名声を持っていると見なされる。ひいては、大学教員や研究者の人事評価においても利用されることも多い。一方で、この指標は、ジャーナルの厳密性との相関が全くないなど[2]、批判も多い。 歴史[編集] ユージン・ガーフィールド(2007) インパクトファクターは、科学情報研究所(ISI)の創設者であるユージン・ガーフィールド(英語版)が考案した。インパクトファクタ