この記事は、2018年5月25日に開催された Google I/O Extended 2018 Shibuya での講演内容を文章に起こしたものです。当時はGoogle I/O 2018の直後、Material Designガイドラインがいくらかアップデートされ、Material Themingや柔軟な基盤の構築といった新たな考え方が明示されたばかりでした。この講演は、アップデートされた内容の背景にある思想や意図を考察し、Material Designの動向を探ろうという趣旨になります。この記事では当時のスライドを交えながら内容の解説と考察を行います。 今回は、I/Oで明らかになったMaterial Designの新しい部分を中心に、iOSのデザインと比較しながらその設計の仕組みや思想を探っていきたいと思います。異なる観点から向き合うことで共通点と他との差異を見極めるという方法をとります。