少しばかり周りより頭のいい人は、自分より頭の悪い人を軽視しがちである。 「あいつから学ぶことなんて何もない」 などと決め台詞を残して去っていくこともしばしば。 その人から学びたくない、教えてもらいたくないというのであれば、わからなくはないし、私自身、数学は小学校のころに高校で習う範囲ぐらいまで理解していたので学校の授業がつまらなくて仕方がなかった。数学の先生が先生に見えてなかった。ただの頭の悪いおっさんだと思っていた。「このおっさんより、俺のほうがまともな授業ができるわい!」ぐらいに思っていた。まあ、数学のような分野では、そういうこともあるかも知れない。 だからと言って、自分より頭の悪い人からは本当に何も学ぶことは出来ないのか?というのが本日のお題である。 もしそうだとしたら、将棋の羽生さんは、どうやって強くなったのだろう?私が大学生のころにちょうど、羽生さんは七冠になった。これが現代なら