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ブックマーク / souichicolumn.hatenadiary.jp (3)

  • インターネット空間の治安を守る「警察」が要る? - そういちコラム

    インターネットには、一般に普及し始めた頃、「国家やマスコミやその他の権威から自由な、開放的空間」というイメージがありました。ある種の「性善説」でインターネットをみていたわけです。 ところが今は、インターネットは、悪意や愚かさに満ちた、かなり危ない空間になっています。局所的には「比較的安全」といえる場もありますが、詐欺、偽情報、誹謗中傷、差別的発言などがあちこちで強い影響力を持つ、相当に「無法」な場になってしまいました。 プラットフォームを運営する業者が、自主的にネット空間の治安維持の責任を担う、ということは期待できないと思います。一定のことはするとしても、当に実効性のある対策はやはり負担が大きく、自社の利益を大きく損なうからです。 こういうときは、やはり国家権力しかないのだと、私は思います。社会の治安を守ること、不当な権利侵害が行われないようにすることは、国家の責務であり、存在意義です。

    インターネット空間の治安を守る「警察」が要る? - そういちコラム
    yuki_2021
    yuki_2021 2024/04/23
    表現の自由との兼ね合いで、そういう組織にどれぐらいの強制力を持たせるのかなどで課題はあると思いますが、ご意見には概ね賛成です。最近のネットの風潮には相当問題があります。
  • 「気に入った著者をとことん追いかけて読む」ことの重要性 - そういちコラム

    読書の大事なコツのひとつに、「気に入った著者のを、とことん追いかけて読む」ことがあります。 これをきちんと行うと、読書を通じて自分の知的な世界を大きく広げることができます。「初心者レベルを超えることができる」いってもいいです。 その第一歩は、あるを読んで「興味深い・すぐれた内容だ」と感銘を受けたら、その著者の別のも読んでみることです。 「気に入った著者を追いかける」のは、小説・マンガといったフィクション系では、ごくあたりまえのことでしょう。 しかしそれは、学問・思想、評論、時事などのフィクション以外の分野では、かならずしもあたりまえではないと思います。その理論や主張などが話題になった(とくに新刊)を読み「興味深い」と思ったとしても、その著者のほかのを読む人は、小説の場合よりもかぎられています。 そもそも、小説以外だと「のタイトルは覚えていても著者の名前は忘れてしまった」というこ

    「気に入った著者をとことん追いかけて読む」ことの重要性 - そういちコラム
  • 「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム

    このあいだ小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』(講談社現代新書、2022年)を読みました。 書の話をする前に、著者の小熊英二さん(1962~)について。それが書を語るうえで大事なのです。ご存じの方も再確認ということで。 *** 小熊さんは著名な社会学者で慶応義塾大学教授。東京大学の農学部を卒業後、岩波書店に数年勤務しましたが、東大の社会科学系の大学院に入りなおして博士号を取得。 大学院在学中に、修士論文を書籍化した『単一民族神話の起源』(1995年)が出版され、評判となる。 その後は博士論文にもとづく『〈日人〉の境界』(1998年)や、『〈民主〉と〈愛国〉』(2002年)、『1968(上・下)』(2009年)などを著す。これらの代表作はいずれも、近現代の日の社会・思想を扱った学術的な大著です。このほかにも、話題になったいくつもの著作がある。 それらの仕事は高い評価を得ていますが、

    「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム
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