JR東海道線沼津―興津駅間の一部6駅が、駅員がいない夜間帯に加え、昼間の時間帯も来年6月ごろから無人化される。利用客が遠隔地の案内センターと通話ができる券売機や、自動改札機にタッチパネル式の精算機が代わりに導入される。現在も駅員がいない早朝帯や夜間帯はICチャージや乗り越し精算などができなかったが、新たな機器の投入で列車の運行時間を通じて対応できるようになるという。 JR東海によると、対象は片浜、東田子の浦、吉原、新蒲原、蒲原、由比の6駅。工事費は約6億円。原、富士川の2駅には係員を置き、6駅に出向いて乗客に直接応対する。指定席券を買う客が多い片浜、原、吉原の3駅には、「サポート付き指定席券売機」も置く。学生割引など証明書が要る割引切符も、インターホンでオペレーターが応対して買えるという。 JR東海によると、こうした機器の活用は2013年10月、愛知県内を走る武豊線で始めた。現在は関西線や