数学や科学やシステム論が「模型(モデル)化」してきた世界の“奥”を さぐりつつ、地球環境や、インターネット空間や、少年のオブジェ 感覚に出入りする情報のざわめきにも目を向けながら、 「システムを超えたシステム」の繁みへとわけいっていく分理篇シリーズ。 中谷宇吉郎『雪』からブライアン・グリーン『エレガントな宇宙まで』。 科学・数学・オブジェ・地球・ 情報・ITなどを自在にまたぎながら、 松岡正剛が記号と模型と宇宙の奥の奥をたどる。 自然と人間のあいだには「数学的なるもの」がひそんでいる。 オスカー・ベッカーからフェルマー、ゲーテルまで、 天才数学者たちに萌芽する「数学的自由」に松岡正剛が迫る 分理篇「記号」セレクション。