鰹と昆布のシンプルなだしが,肉の甘みと一体になる肉吸い580円。青ネギのシャキシャキ感もよく合う。小サイズごはん玉子のせは200円 これぞミナミのうどん屋といった趣。しかし名物は、うどんではなく吸い物というのが面白い。かつて名喜劇役者の花紀京が「肉うどんを、うどん抜きで」と注文したのが名物「肉吸い」の始まり。牛バラ肉スライスを甘く炊き、うどんだしに入れたもので、中に玉子が落としてあり豆腐の追加もできる。 たいていの人が、これか肉うどん、そして玉子かけご飯の組み合わせ。「肉吸い、(ライス)小玉で」といった具合に注文する。ささっと玉子かけご飯をかき込んだ後、肉吸いをすする。これを繰り返せば、玉子のマイルドな旨み、だしの沁みるおいしさに包まれる。