『電卓のデザイン』(大崎眞一郎著、太田出版刊)という本が届きました。タイトルのとおり、電卓のデザインについて全編ほぼ写真で構成されたとても楽しい本です。著者の大崎眞一郎は、私が知る限り日本でもっとも充実した電卓コレクションをされている方でネット上でも「電卓博物館」というサイトを立ち上げています。つまり、見るだけでなく資料的な価値も高い。 表紙もいい。 2011年6月、私は、NHK BSプレミアムの「らいじんぐ産 ~追跡!にっぽん産業史~」の電卓の回にコメンテータとして出演させてもらいました( “電卓”限界への挑戦が“計算”を変えた)。その番組でも、大崎さんが電卓で番組協力されたときいています。そうしたご自身のコレクションの電卓を中心に、5つのカテゴリーにわけて紹介されています。パラパラとめくるだけでも、私の世代の人たちは「あったあった!」とか、若い人たちは「なんてキュートなんだ!」と発