元ライブドア社長の堀江貴文被告は2011年4月26日17時ごろ、自由報道協会主催の記者会見で、証券取引法違反の罪に問われた事件に関する上告が棄却されたことについて、「世の中、不条理で満ちている」と語った。 会見の冒頭、フリージャーナリスト上杉隆氏が、山一證券や日本債権信用銀行などの粉飾決算事件では逮捕された経営陣に執行猶予がついたことを挙げ、「なぜ堀江さんだけが実刑なのか」と問われると、堀江被告は、「私は(ライブドア事件が)粉飾決算だとは思っていないが、仮に粉飾だったとしても金額的に同じかそれ以上の案件が課徴金処分で、経営者個人の刑事責任を問われるには至っていない」と話し、 「仮に粉飾が事実だとしても、僕だけ実刑というのは不公平だなと思うが、世の中の真理は不公平」と語った。また「世の中は不条理で満ちている」とし、「僕ができることは、不公平であることを広く訴えていくこと」だと語った。 ◇関連