1994年、国立九州がんセンターに医師として赴任した著者は、西洋医学の限界を味わうこととなる。もはや、打つ手のないがん患者たちを前に、亡くなる姿を傍観するだけの日々。――その体験を経てたどり着いたのが、本書で解説する代替医療「安藤式四位一体療法」であった。 国立九州がんセンターで、多くのがん患者の死を間近で見た著者・安藤由朗医師は、「西洋医学では、目の前の患者さんを助けることができないのだ」という、深い罪悪感と無力感に襲われることとなる。 以来、安藤医師は、手術、抗がん剤、放射線といった対処療法ではなく、代替医療による根本治療を研究。自らの医院・安藤整形外科医院で実践し、余命わずかながん患者をも救っている。 安藤医師の代替医療は「安藤式四位一体療法」と名付けられ、「食餌療法・水療法」、「洗腸、浣腸(腸のメンテナンス)」、「フコイダン療法」、「免疫力を高めるワクチン療法」を組み合わせるもの。