この日、再発がんの精密検査結果を聞くために足を運んだ大学病院での診察待ち時間。約30分間でしたが、ボクの人生のなかでもっとも緊張する瞬間でした。 実際に、再発がんで「死の宣告」を受けた時のことや、主治医に今後の再発がん治療についてどう話すべきか?などを考える一方で、さまざまな現実逃避的な考えも頭の中でグルグルとめぐっている。 時間は刻々と過ぎていきます。それにつれ、心臓の鼓動がバクバクと尋常じゃないほどの高鳴りをみせている。こうなってしまうと、もう何にも考えることが出来ないため、あとはひたすら「なるようにしかならないんだ」と、自分に言い聞かせていました。 そして、いよいよ運命の診察時間が訪れます。ボクはノックをしつつ、診察室に入りました。 ▼前回の記事 【死の宣告日】がん再発の告知を前に思ったことや感じたこと 2018年10月24日は、胃がんの転移・肝臓へのがん再発が発覚したボクにとっての
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