長年にわたり親しまれてきた将棋界の「聖地」、千駄ケ谷の東京・将棋会館が解体され、移転することになったそうです。 日本将棋連盟は7日に開かれた通常総会のなかで、老朽化した将棋会館(東京都渋谷区千駄ケ谷)を移転する方針を決めました。 幼い子供の頃から将棋会館道場で将棋の腕を磨いたり、定期的に行われるプロ棋士の対局観戦などで足しげく通ってきたボクは、このニュースを知って「なぜ建て替えでなく移転してしまうの?」と、少なからず衝撃を受けました。 現・将棋会館のあらまし、76年の建て替えには吉永小百合さんも多額の寄付で尽力将棋会館は、日本将棋連盟の本部のある建物です。場所は、東京都渋谷区千駄ヶ谷二丁目。鳩森八幡神社そばの道路を入ると、少し歩けば閑静な住宅街のなかに建物が見えてきます。 かつての将棋連盟は、東京・東中野に本部を構えていました。現在の敷地に移転したのは1961年のことで、当初は2階建ての建