名古屋入管に収容中死亡したスリランカ人女性のウィシュマさんの問題について、遺族にのみ開示された監視カメラの映像の全容がわかった。そこに映し出されていたのは、日々衰弱しながらも生きようとしたウィシュマさんの姿と入管職員の人権を蹂躙する非人道的な行為だった。ともに映像を見た従姉妹に映像の詳細を時系列で聞いた。 殺風景な倉庫のような部屋で映像は開示された ウィシュマさんの従姉妹のマンジャリさんは映像を遺族と見た この記事の画像(7枚) 従姉妹のマンジャリさんによると、遺族が映像を見せられたのは法務省内の殺風景な倉庫のような部屋だった。正面には大きなプロジェクター画面があり、入管側からは佐々木聖子入管庁長官、丸山秀治出入国管理部長のほか、職員、通訳など計8人、遺族側はワヨミさん、ポールニマさんとワヨミさんの夫、マンジャリさんと通訳の5人だった。全員がパイプ椅子に座った。 マンジャリさんの話をもとに