札幌市の地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅間の地下コンコース内にある500M美術館に展示されている一枚の襖絵が注目を集めている。歴史的な戦乱を描いた作品かと思い目をこらすと、そこにはきのことたけのこたちのチョコでチョコを洗う壮絶な戦乱絵巻が展開していた……。思わずネットで拡散されるのもうなずける。 「明治物語」。ちなみに1つだけモグリ(たけのこを被ったきのこ)がいるらしい。現地で探してみてください(画像提供:葛西由香さん) 作者は古典作品をオマージュし、現代の要素を掛け合わせることで生まれる面白みや違和感に焦点を当てた作品を手掛ける葛西由香さん。現在展示中の二作品で「札幌大谷大学卒業制作展2016」にて芸術優秀賞を受賞している。 作品は、鎌倉時代に描かれた「平治物語絵詞」に、平成の代表的な戦いである「きのこたけのこ戦争」をやつした。そして、たけのこの里ときのこの山の製造元である明治
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