Windows XPでカレーが何杯食べられる?──IT大国インドの海賊版事情:山谷剛史の「アジアン・アイティー」(1/2 ページ) 少し前に掲載した「中国は「海賊版」から逃れられるか」という記事において中国の話をしたが、人口大国にしてソフトウェア大国といえば、中国よりもむしろインドを挙げなければならない。 インドと中国を比較すると、1人当たりのGNPは2003年度でインドの500ドルに対して中国は2倍の1000ドル。両国にある所得格差や貨幣価値の違いを抜きにして、単純計算でインドにおける平均給料は中国人の平均の半分という。 また、所得格差はインドでも大きく、インドを旅行すれば、大富豪の代名詞「マハラジャ」屋敷の近くで、乞食がたたずんでいる、なんてこともごく普通の風景のように出くわすことになる(そのあたりはインドを旅行した人たちが熱く語る旅行記によく描かれている)。 そのようなインドがソフト