“正直”に徹したら「何かすごそう」なハサミができた コクヨの「HASA」:分かりにくいけれど面白いモノたち(3/5 ページ) コクヨはこの「正直」に作るというコンセプトをとにかく大事にしていて、現場では「正直チェックリスト」というものを作り、細部まで「これが正直かどうか」を確認していったという。それはまるで、「これはロックか、そうでないか」をいちいち判定していた高校時代を思い出させるような話ではあるが、切れ味の良さ、長く使えるかどうか、愛着が持てる道具になっているか、といった部分をチェックするに当たって「正直」という基準を設けるのは、良いアイデアだったと思う。 その正直さはラインアップにも表れている。今回、HASAは強力タイプの「HASA-001」(2420円)、強力・ロングタイプの「HASA-002」(2750円)、紙・工作用の「HASA-003」(2420円)の3種類を用意しているのだ