続けるほどに、ラクになる。僕の場合は3カ月強でした ふと目覚めた午前3時。お弁当作りが気になり、目はらんらんと冴えるばかり。2時間ほど悶々とし、そのまま朝を迎える。新メニューにチャレンジする日は、夢の中でもシミュレーション。むろん、目覚めても夢の中で完成したはずのお弁当は、影もカタチもない。お弁当作りが大変だと言ったら、家族に「気楽にやればいいよ」と言われ、「私が言っているのはそういうことではないんだ!」と、誰にもわかってもらえない、やりきれなさを噛み締める……。 そんなお弁当生活初期の“あるある”を経験した吉田さん。数年前から家庭の“ごはん係”を担当していますが、娘さんが中学生になった昨春からはお弁当作りも開始。中高6年間にわたる長丁場です。 「料理は食べるときに味の調節がききますが、弁当はそうはいかないのが難しい。おかずの残りをとっておいて、冷めた状態で食べて味を確かめたりもしています