パウロ・オルランド・・・。パウロ・オルランド・・・。 三塁線への絶妙なセーフティバントに二塁へのディレードスチール。 縦横無尽にダイヤモンドを駆け巡るブラジルの1番バッターに唖然としながら、 私はその名前を必死に思い出そうとしていた。 えっと錦糸町のスペインパブのパイオツ・・・じゃなくて、どっかで聞いたことあるぞ。 2日夜、なんかマー君と杉内が打たれたらしい、そんなザワめきが東京ドームの客席を支配し、 巨人オープン戦を6回終了時にバックレ、テレビの前にすべり込んだ直後の快速ショー。 27歳の元陸上選手。パウロ・・・。 あいつや! 巨人の新助っ人ロペスがブラジルの要注意選手として、日本チームに警告していた選手だ。 昨オフのベネズエラ・ウインターリーグでロペスとチームメート。 1番パウロ、4番ロペスでコンビを組んでいたという。 「彼はとにかく足が速い。巨人の藤村や松本哲よりも」 スポーツ報知の