「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」は3階建て。入り口の案内板には「“ネズミ”の入館はご遠慮いただいています」という注意書きがあり、出足から「ドラえもん」ファンの心を鷲掴み。ほかにも作品の1シーンを抜き出したトイレのメッセージ、ミュージアム裏の林に潜む「ドラえもん」のひみつ道具ウマタケなど、随所にマニアックな仕掛けが施されている。来館者を楽しませようとする気配りは、1つたりとも見逃せない。 入口を抜けてすぐの「展示室Ⅰ」では、代表作の貴重な原画を常設。「パーマン」コーナーでは変身セット、「キテレツ大百科」コーナーでは奇天烈大百科と神通鏡といった作品関連のグッズが、引き出しを模したケースに収納されている。 また原稿ができあがるまでの工程を、ホログラム(立体映像)のキャラクターたちが原稿用紙の上を動き回りながら紹介するコーナーも。なお光による劣化を最小限にとどめるため、原画は複製原画と交互
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