麻生太郎首相は10日午前、皇居・宮殿で開かれた天皇、皇后両陛下の結婚50年の祝賀行事に参列、三権の長らを代表して述べたお祝いの言葉の中で、繁栄を意味する「弥栄(いやさか)」を「いやさかえ」と言い間違えた。 麻生首相は衆参両院議長や大臣ら50人とともに宮殿「松の間」に並び、両陛下の前に1歩進み出て、紙は持たずに祝辞を述べた。その中で、結婚50年を「誠におめでたく存じます」とした上で「両陛下のますますのご健勝と皇室の“いやさかえ”を心から祈念し、国民を代表してお祝いの言葉とさせていただきます」と述べた。 これに対し、陛下は「祝意を表されたことを感謝いたします」と応じた。(共同) [2009年4月10日13時44分]