押井守の恐るべき先見性 まずこの作品が1989年公開だということを理解していただきたい。 Windows95が発売されるまであと6年も待たなくてはならない。 この時代のWindowsは2.0や2.1の頃で、今のように一般人がコンピュータを触るような環境とは程遠い。 コンピュータに詳しいのは今風に言えば一部の「ギーク」な連中で、それこそPC8801やPC9801等を使って、カセットテープからゲームを読み込んでいたりしていた連中くらいしかいなかった。 そんな時代なのにこの映画は「OS(オペレーションシステム)」を主題に扱って展開していく。 作品内ではレイバーというロボットがOSによって制御されているという前提が当たり前に語られる。 今でこそ「OS」というものを皆が意識したりするが、パソコンと全く関わりが無かった当時の観客は、冒頭から置いてけぼりにされたに違いないが、物語は歩を緩めない。 そのO
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