タイで全権を掌握した軍がソーシャルメディアに神経をとがらせている。クーデターに反対する市民はフェイスブックやツイッターを駆使し集会の予定や軍の動向情報を共有。軍はテレビや新聞の報道監視を強化しているものの、瞬時に広がるインターネット上の無数の書き込みは規制が難しく、政治対立をあおる恐れがあるためだ。 「今、武器を持った兵士に取り囲まれた」「兵士が参加者を連行した」。首都バンコクで連日、開かれている反クーデター集会。参加者らは写真や映像も織り交ぜながらツイッターなどに投稿し、現場の状況を時々刻々と伝えている。 集会の開始時間や場所に関する情報も参加者がフェイスブックに投稿。夜間外出禁止令で「自由に外に出られないのはわずらわしい」といった感想や「民主主義のために闘う」「私の投票権を尊重してほしい」といった軍批判も飛び交うなど、過熱する一方だ。 過去のクーデター時にはなかったネット時代の新たな動
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