「大丈夫?顔色が悪いよ」 「え?…あ、大丈夫です……すいません」 気が付くと守衛さんが心配そうにわたしの顔を覗き込んでいた。 朝8時半のテレビ局は閑散としたものだった。担当のディレクターさんをビルの入り口で待つ間、側にあった姿見で自分の顔色をチェックする。青白く不安げな顔がこちらを見つめ返していた。 「コメダ珈琲に詳しい人を探している。うちの番組にぜひ出演してほしい」とCBCテレビの社員からメールをもらったのは7月の終わり。それから1ヶ月間、何となく心の準備はしていたものの、いざ『今からテレビに出る』と考えると不安と緊張が収まらない。 迎えに来てくれたのは、『テレビマン』のイメージと180度異なる『おかあさん』みたいな人だった。名古屋では『おかあさん』みたいな人もテレビ局で働くのか……?と不思議に思いつつ、「ザギンでシース―」的な人じゃなくて良かった……と安堵した。 おかあさんは予定の時間
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