こんにちは、阿久津です。Windows OSでは、システム管理ツールを用いてリモートコンピュータを設定する際、管理共有という隠された共有設定を用いてきました。この隠された共有設定は、共有名の最後に「$(ドル記号)」を付けているのが特徴で、Cドライブであれば「C$」、Dドライブなら「D$」という共有名を用いることで、ユーザーが共有フォルダを作成せずとも、リモートコンピュータにアクセスすることが可能です。 管理共有には、このほかにもいくつか用意されており、システムルートフォルダは「ADMIN$」、FAXクライアントがFAXを送信する際に使用するFAX共有は「FAX$」、名前付きパイプを使用したネットワークアプリケーション間の通信は「IPC$」、プリンタのリモート管理には「PRINT$」が使われてきました。Windows XP時代は、一台のコンピュータを用いることが多かったため、リモート管理によ