関数や計算結果などを3Dグラフに表示する際に、値を色づけすると分かりやすい。カオスやフラクタルの図形を色付けして表示すると、芸術的な作品が得られる。 その他の分野で色と数値を対応させる例としては、天気予報などにおける気温の表示、地形図などにおける陸地の高度や海洋の深度の表示などがある。 色と数値を対応させる前提として、まず色に順序を付けて並べる方法を紹介し、次に、数値との対応方法を述べる。 色に順序を付ける ◎虹の色 色を並べる順序には、光の波長によるものが多く、たとえば、太陽光のスペクトルである虹の色は、 赤(Red)、橙(Orange)、黄(Yellow)、緑(Green)、青(Blue)、藍(Indigo)、紫(Violet) となっている。もちろん、この中間の色もあり、これ以外の色も順序付けることができる。しかし、これらは単色光であって、すべての色を表せるわけではない