アトリエDEFはいつも木のキッチンを提案しています。 数年前、家の躯体を無垢の自然素材でつくることはほぼ達成できたときに、「さてキッチンはどうしよう?」ということになりました。 家の中の空気汚染は建物の素材だけでなく、後から置かれるキッチンや家具類からも相当量の化学物質、薬品類の放散が認められます。そういう意味で既製のキッチンはほぼ合板と接着剤でつくられています。デザインがどんなにすばらしく、使いやすいものであってもです。 メーカーともいろいろ話をしましたがなかなか地方の弱小工務店のために仕様を変えてくれるところも無く、海外の木製キッチンメーカーはとてもコスト高で採用をあきらめざるを得ませんでした。 そんな時スタジオママルさんと出会い、合板は使わない、接着剤は膠(にかわ)の無害なもの使いたい、国産の無垢材を使いたい等等のわがままな要望を気持ちよく受け入れてくれ試行錯誤のキッチンづくりが始ま