ポスト・ロックの牽引者にして刷新者たるtoeの24年 Dove、REACH、popcathcerといったパンク〜ハードコアのバンドで活動していた山㟢廣和、美濃隆章、山根敏史、柏倉隆史の4人が集まって、2000年にtoeを結成。のちにスプリットを発表するペレやシカゴのキンセラ・ファミリー周辺(特にゴースツ&ウォッカ)などの影響を消化した、ソリッドにしてリリカルなインストを鳴らし、2003年のデビューEP『songs, ideas we forgot』で衝撃を与えた。クリーン・トーンのギターによる叙情的なアルペジオ、柏倉による手数の多いエモーショナルなプレイなど、記名性の強い要素を多数内包した2005年発表のファースト・アルバム『the book about my idle plot on a vague anxiety』は、その後の日本のポスト・ロックにおける教科書となり、シーンの顔としての