世界的に活躍したファッションデザイナーで文化勲章受章者の三宅一生(みやけ・いっせい、本名かずなる)さんが5日に肝細胞がんで亡くなっていたことが分かった。84歳だった。 【写真特集】追悼、三宅一生さん…生涯に渡り衣服デザインの研究をつづけた軌跡を振り返る 広島県生まれ。多摩美術大学を卒業後、渡仏し、伝統的なオートクチュール(高級注文服)の技術やデザインを学んだ。その後、ニューヨークでも修業を積んだ。1970年に三宅デザイン事務所を設立し、翌年にブランド「イッセイミヤケ」をスタート。73年にパリコレクションに初めて参加した。 「1枚の布」という和服などの伝統から発想した服作りで注目を集めた。代表作の「プリーツプリーズ」は、細かいひだ飾りが全面に施されている洗練されたデザイン。現在も世界中で支持されている。洋服の既成概念を打ち破る斬新な作品は高く評価され、世界各地の美術館に収蔵されているほか、展
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