グーグルは28日、「Googleマップ」で世界の地名を日本語表記する新機能『世界地図日本語版』を27日にリリースしたことを発表した。海外の主な地名のほか、約60カ国に関しては、街路名や学校名、観光施設名などの多くが日本語で表記されるようになった。 「世界地図日本語版」のプロジェクトは、Googleマップの日本チームが主導で進めてきた。地名などのデータは、平凡社地図出版が3万以上の海外地名のデータを提供した。また、Wikipediaなどインターネット上のデータから抽出した名前も利用している。さらに、グーグルが開発した日本語表記地名を生成する地名専用の翻字システムにより、英語・フランス語・イタリア語など7カ国語の地名から、数千万件を日本語に変換した。 この結果、欧米の各国を中心に、「街路の詳細地図に関しては、(日本語表記について)60カ国で80%以上のカバー率を実現した」(グーグル)としている