情報システム部などのシステム管理者ではなく、企業経営者や業務部門などのシステムサービス利用者が直接的・主体的にコンピュータを操作したり、システムの構築に関与し、経営や業務に役立てること。 コンピュータを“目的を達成するための手段”として利用するに当たり、その目的を有するユーザー自身が、直接にコンピュータを操作するという利用形態は、古くから“理想像”として想定されてきた。 初期のコンピュータは非常に高価で、ユーザー(プログラマ)は遠く離れたコンピュータ・センターまでパンチカードに記録したプログラムを持ち込んで処理を依頼し、何日も待って結果を受け取っていた。こうした状況に対して、J・C・R・リックライダー(Joseph Carl Robnett Licklider)は、「Man-Computer Symbiosis」という論文で対話型コンピューティングという概念を示し、ユーザーとコンピュータの