自虐的な話だが、紙媒体、またはウェブでの音楽レビューなんてものは死にゆくものだと思っている。 退屈な理由 数週間前に謎の義務感に駆られレジへと持って行ったきり一度も開いていない音楽雑誌を片手に、これについて考えてみたいと思う。 せめてもの供養だ。 ・褒めてしかいない 基本的にベタ褒めである。 職業ライターともなれば、好き嫌いを問わず求められたバンドについてレビューしなくてはいけないはずだが、べた褒め。 仕事の上で心にもないことを言う必要に迫られるような場面は誰にでもあるが、にしても毎日こんなものを書かされていたらそのうち統合でも失調しそうなものである。 例えるなら彦摩呂のグルメリポートのようなものである。彼が料理を 「味の宝石箱やー」 と評したところで、食べる料理みな褒めてるわけだから、相対評価としてその料理の評価があがることはない。 きっとカメラさえ回っていればコンビニ弁当すら 「ほうせ