最近、薄型テレビの発表で必ずといっていいほど出てくる「アクトビラ」(acTVila)。テレビで情報サービスやビデオ・オン・デマンド(以下VoD)を楽しめるネットワークサービスだ。最近では大画面テレビを中心に「アクトビラ ビデオ」および「アクトビラ ビデオ・フル」のサポートも広がり、注目している人も多いのではないだろうか。今回は、インフラとハードウェアの面からアクトビラの現状を整理してみよう。 アクトビラは、パナソニックの「Tナビ」とソニーの「TVポータル」を統合するかたちで2006年に誕生した。Tナビ時代を含めると5年の歴史があり、静止画とテキストで構成される情報サービス「アクトビラ ベーシック」の対応テレビは実に8メーカー141機種を数える(2008年5月現在)。ただし、テレビのネット接続率は10%前後と長らく低迷していた経緯がある。 状況を変えたのは、VoDの「アクトビラ ビデオ」だ。
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