デシベルという言葉を耳にすることは少なくないと思います。デシベル(dB・・・デービーと読まれることも多い)は何倍あるいは何分の一というような意味を持つ表示法である対数の単位記号です。しかし、電子機器等の規格にはdBの後にもう一つか二つの文字のついた単位がよく使われていますが、これがなんのことか分からない方は少なくないのではないでしょうか。ここではこのdBがどういう意味を持つものかを理解して下さい。 写真は対数を利用した計算器(計算尺)です。計算尺はかつて「ヘンミ計算尺株式会社」で殆どが造られていました。この会社のシェアは国内90%、世界でも80%だったそうですから驚きです。いま、計算尺は造られていませんがこの会社は今もあります。 dBは対数、つまり基準値と比較して何倍、或いは何分の1であるかというような表現のための単位記号です。だからこれを使って大きさや量を表すには基準になる大きさや量