ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)が韓国でも人気を集めている。韓国では1人での食事を嫌う文化が主流だったが、1人世帯の増加などの影響で5年ほど前から孤食がブームになっており、人々の共感を集めた形だ。出演する松重豊さんが3日、ソウル市内で記者会見し、「ここに来るまで、人気があると言われても、え、ウソ(という気分)でした」と話した。 「孤独のグルメ」は漫画が2010年に韓国で発売。計2巻が約2万8千部売れた。ドラマも数チャンネルで放映され、日本系ドラマでは高視聴率を得ているという。5月には、全州でチョングッチャン(納豆汁)とビビンパプ、ソウルでテジ(豚)カルビの現地ロケを行った。 韓国は従来、カルビやチゲなどの料理を大勢で囲んで食べる習慣が普通だった。松重さんも「韓国には、みんなで大量にワイワイ食べることで成り立っている食文化がある」と話す。 一方で、「今はあえて1人で…