印刷 関連トピックス東北電力東京電力 東北電力管内(東北6県と新潟県)の電力供給が、他社からの融通なしでは成り立たない状況に陥っている。8日は東京電力から2回にわたって緊急の融通を受けたが、供給力に対する最大使用電力の割合は96.6%に達した。7月の新潟・福島豪雨で被災した水力発電所の復旧のめどは立たず、暑さが続くと計画停電を迫られる可能性がある。 東北電管内では8日、最大使用電力に対する供給の余力(供給予備率)が3.5%だった。東電からの融通を上限の140万キロワットまで受けた場合でも、予備率は5.9%しかない。経済産業省は、予備率が3%を割り込むと、電力需給逼迫(ひっぱく)警報を出し、計画停電に備える。 東北電の8日の最大使用電力は午後2時半、今夏最高の1233万キロワット。7日夜の時点では1180万キロワットとみていたが、福島県や山形県で予報と違って晴れたため、気温が上昇。冷房