タグ

ブックマーク / artscape.jp (36)

  • 働く人のための現代アートの買い方を学ぶ/5万円の作品からはじめるコレクションと運用方法を考える勉強会:2018年|美術館・アート情報 artscape

    世の中には色々なお金の使い方や運用方法があります。一般的にその中でも身近ではないものが、現代アートを買うことではないでしょうか。 (中略)日は、国全体としても投資を続け、各県に一つ以上は美術館もあり、地域でアートイベントが多数開催されるようになってきました。ここでさらに個々人が、現代アートを「買うことができるもの」と見ることができるようになれば、美術イベントに行く楽しみも倍増し、見る目が鍛えられるのではないでしょうか。 また同じ時代に生きる作家の作品は、生きている現代の状況を反映しています。現代アートを買い、家に飾ったりすれば毎日見ることができて生活の清涼剤ともなり、同時に文化の支援者にもなるという体感もできます。 資産価値としても、世の中の買えるものの大半は経年劣化で価値が減少していきますが、美術作品は長期保有することで作家が成長して活躍していけば価値が上がる性質があります。単なる買い

    働く人のための現代アートの買い方を学ぶ/5万円の作品からはじめるコレクションと運用方法を考える勉強会:2018年|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2018/04/19
    『18,000円(レクチャー3回分と実習ツアー1回計5回)』『初回の作品購入代およそ5万円(任意の額)は各自ご準備ください』
  • 開館記念展「未来への狼火」:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2017/04/26~2017/07/17 太田市美術館・図書館[群馬県] ちょっと遠いし、規模も大きくなさそうだし、話題にもなってないけど、なんとなく美術館と図書館が一体化している点に惹かれて行ってみた。そもそも美術館(ミュージアム)の原型のひとつはミューズを祀る古代の神殿ムセイオンにあり、特に有名なアレクサンドリアのムセイオンは、美術館というより数十万巻のを収めた図書館付きの研究センターみたいなものだったらしい。また初期のミュージアム、例えばロンドンの大英博物館にしろ、現在ドクメンタの主会場として知られるカッセルのフリデリチアヌム美術館にしろ、当初は美術館(博物館)と図書館の合体した施設だったというから、この2つは単に相性がいいというだけではない、それ以上の深いつながりがあるはずなのだ。 都内から東武伊勢崎線で約2時間は遠いが、駅のすぐ近くというのはありがたい。平田晃久設計の建

    開館記念展「未来への狼火」:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2017/05/23
    太田市美術館・図書館、図書館と美術館が有機的に絡み合った迷宮的な空間。いいな、楽しそうだ
  • A Japanese Constellation: Toyo Ito, SANNA, and Beyond:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2016/03/13~2016/07/04 MoMA(ニューヨーク近代美術館)[アメリカ、ニューヨーク] ニューヨークに到着し、MoMAの「A Japanese Constellation」展を見る。同館で特定の国に限定した建築展は過去にほとんど例がなく、日の建築家に焦点を当てた企画は初めてらしい。展示は伊東豊雄で始まり、《せんだいメディアテーク》から《台中国立歌劇院》までを紹介する。その後は伊東スクールが続く。次にSANAAと妹島和世の展示エリアが設けられ、次に西沢立衛が間に入って、若手として石上純也、藤壮介、平田晃久が三列で奥に並ぶ。こうした師弟関係の系譜を描けるのは、海外ではあまり例がなく、おそらく日の建築界の特徴だろう。映像はややぼやけてしまうが、白く薄い三重の膜で仕切り、プロジェクションを行なう展示が美しい。そして展示の最後は、みんなの家のプロジェクト群である。最近い

    A Japanese Constellation: Toyo Ito, SANNA, and Beyond:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2016/05/05
    MOMAで、日本の建築家展をやってるのね
  • キセキノセイイ──「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」展レビュー:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    東京都現代美術館で「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」が開催されている(5月29日まで)。昨今、美術界の内外で話題を集めている「表現規制」に焦点を当てた展覧会で、アーティストによる自主的な組織「ARTISTS’ GUILD(アーティスツ・ギルド)」と同館との協働企画である。「MOTアニュアル」は1999年より継続してきた同館恒例の企画展だが、とりわけ近年はテーマが軽佻浮薄であるばかりか、紹介される若いアーティストたちの大半はコマーシャル・ギャラリーの強い意向を伺わせる面々で、その脆弱な企画力に失望させられることが多かった。だが展は、アクチュアリティのあるテーマを導入しながら問題含みの展示を構成している点で、その賛否はともかく、少なくとも議論の対象にはなりうるだろう。 空虚美術館 藤井光《爆撃の記録》2016 「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」展示風景 [撮影:椎木静寧]

    zaikabou
    zaikabou 2016/05/05
  • またしても、クレラー・ミュラー美術館所蔵の「ゴッホ展」が開かれるワケ……村田真

    村田 真 .. またしても、クレラー・ミュラー美術館所蔵の「ゴッホ展」が開かれるワケ .. なんか見たことある作品ばっかだなあ……。 Bunkamuraで開かれている「ゴッホ展」会場を一巡しての印象だ。それもそのはず、うちに帰って調べてみたら、油彩32点に水彩・素描42点を加えた計74点の出品作品は、4年前に横浜美術館で見た「ゴッホ展」と45点までが同じ作品、つまり6割強がダブっていたのだから(ちなみに前回は油彩31点、水彩・素描42点の計73点と、出品点数もほとんど変わらない)。なぜこんなにダブるのかといえば、どちらもオランダのクレラー・ミュラー美術館から借りているからである。その前回のカタログの中で、同館のエフェルト・J・ファン・ストラーテン館長は、「私たちが所蔵品を館外に貸し出すことは極めて稀なこと」と述べ、「特例として作品をお貸しする」とある。その舌の乾かぬうちに、またもやクレラー

    zaikabou
    zaikabou 2016/01/29
    1999年の文章
  • 香港アートシーン──大規模プロジェクトの展開と民主化デモの影響:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    香港の大規模な民主化デモから一年あまり、政府からの譲歩を得ることができぬまま終わったこの雨傘革命は、いまだ香港のアートコミュニティに影を落としている。この一年に行なわれた数々の民主化デモ関連のディスカッションや展覧会、アーカイブなどを見るにつけ、いかにこれが若者や美術関係の人々にとって大きな出来事であり、その結果についての失意をトラウマ的に抱えているかがわかる。そこには、必ずと言っていいほど雨傘革命の話が出る。たとえば、コネクティング・スペースでは2015年、雨傘革命関連の展示、レクチャー、スクリーニングが行なわれ、また、アジア・アート・アーカイブをはじめとしていくつかの団体が雨傘革命のアーカイブを制作している。 コネクティング・スペースでの雨傘革命の展示 2014年9月に始まった不服従のデモ★1が、予想を超える規模となったこの大規模占拠、開始直後には民主主義への期待と希望が大きく膨らみ、

    香港アートシーン──大規模プロジェクトの展開と民主化デモの影響:フォーカス|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2016/01/26
  • 黄金町バザール2015:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2015/10/01~2015/11/03 黄金町界隈[神奈川県] 公式参加のアーティストは日を含めてアジア7カ国から14組。それぞれ黄金町に滞在して制作した新作を発表したが、はっきりいって今年は不作だ。というか、毎年豊作とはいいがたいけれど、それでも1点か2点は心に響く作品があって、それだけでも満足感があったのに、今年はそれがない。言い換えればみんな平均点なのだ。なぜか? 今年のテーマは「まちとともにあるアート」というミもフタもないベタなもの。その線でアーティストが選ばれ、選ばれたアーティストもその線で発想して制作するため、なんだか似たり寄ったりのヌルい作品ばかりになったんじゃないか。要するに「まち」という日常を突き抜けるダイナミズムに欠けていた。まちにとってはいいかもしれないが、アートとしてはおもしろくない。まあよくあることだ。そんななかで唯一逆のベクトルを見せていたのがメリノ

    黄金町バザール2015:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2015/11/20
    村田真『「まち」という日常を突き抜けるダイナミズムに欠けていた。』
  • 改組新第1回日展:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2014/10/31~2014/12/07 国立新美術館[東京都] 昨年は不正審査問題で揺れた日展。今年から気分も新たに再出発することを、タイトルに「改組」「新」「第1回」としつこいくらいに並べてアピールし、理事長も女性日画家の奥田小由女に交代、また外部からも審査員を迎えて心機一転……したかな? ではさっそく入ってみよう。3秒後、なんだほとんど変わってねーじゃん。日画はいつになく新奇な作品が見られるような気もするけど(とくに伊東正次、池田亮太、三浦浩、米谷清和ら)、洋画は大半の画家がいつものモチーフをいつもの調子で描いて十年一日のごとし。なかには中学生並みの絵も入選していて、いったいどんな審査をしてるのか首を傾げたくなる。とくに今回は洋画に南嶌宏氏や江邦夫氏も審査員に加わったというので、彼らがどんな作品を推し、どんな作品を拒否したのか知りたいところだ。いずれにせよ、気で変革し

    改組新第1回日展:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2015/11/20
    村田真『洋画は大半の画家がいつものモチーフをいつもの調子で描いて十年一日のごとし。』
  • 椹木野衣インタビュー:現代美術をめぐる言語空間の現在──シミュレーショニズムから後美術まで:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    2015年3月、『後美術論』(美術出版社)と『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎新書)を相次いで上梓した美術評論家、椹木野衣氏。その旺盛な著述活動は常にわれわれを挑発している。その一方で、『後美術論』刊行直後に、美術出版社が民事再生法の適用を申請したことに象徴されるような、美術をめぐる言説の場の大きな地殻変動が明らかになった。美術をめぐる言語空間の現在と自著刊行の背景について聞いた。 左:『後美術論』(美術出版社、2015年)  右:『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎新書、2015年) 編集者の使命 ──『美術手帖』第15回芸術評論募集のパーティーで、椹木さんが入選者に「良い編集者に出会って欲しい」と述べたということを伝え聞いたのですが、この真意は? 椹木:著述家としてやっていくというのは、勝手にブログに書くのとは違って、必ず編集者という存在が最初の読み手としているわけです。同時に彼

    zaikabou
    zaikabou 2015/04/22
  • 山種美術館問題:現代美術用語辞典|美術館・アート情報 artscape

    山種美術館は、1966年、山種証券の創業者山崎種二のコレクションをもとに、東京、日橋の山種ビル内に開設された。山種ビルを所有する山崎誠三(種二の三男)と山種美術館館長である山崎富治(種二の次男)の間の兄弟内紛から、1998年1月、家賃の値上げと施設の老朽化を理由に、山種美術館が山種ビルから縮小移転することに決定。この決定に対し、同美術館の職員6名は、仮移転先の実質床面積がこれまでの5分の1になること、空調などの施設データが不明であることを理由に反対したが、7月、移転が行なわれ、8月には、反対運動の中心であった企画・普及課長の草薙奈津子、美術・資料課長の川口直宜の両学芸員が解雇された。山種美術館は、重要文化財を含む近現代の日画を約1800点を所蔵し、移転以前は年間10万人の来館者があった。この問題は、美術作品のコレクションの公共性、および研究者としての側面ももつ学芸員の独立性が確立してい

    zaikabou
    zaikabou 2014/06/02
  • 田中信太郎、岡崎乾二郎、中原浩大「かたちの発語」:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2014/04/25~2014/06/22 BankARTスタジオNYK[神奈川県] 1940年生まれの田中、55年生まれの岡崎、61年生まれの中原という少しずつ世代の異なる3人の展覧会。3人展といってもひとりほぼ1フロアずつ使い、大作をドーンと置いたりしているので、三つの大個展といってもいい。カタログもひとり1冊ずつつくってるし。でも三つの個展だけど、それぞれ世代やスタイルを超えて共通するものも見えてくる。それはひとことでいえば、作品の得体の知れなさ、わかりにくさだ。とりわけわかりやすい(わかりやすすぎる)作品ばかりがはびこり、もてはやされる現代にあって、この不躾ともいえるくらいの晦渋さは懐かしさを覚えるほど貴重だ。このわかりにくさはおそらく、70-80年代に訪れたモダニズムの終焉を見届け、その荒野から(再)出発せざるをえなかった彼らの悪戦苦闘ぶりに由来するかもしれない。つまり、い

    田中信太郎、岡崎乾二郎、中原浩大「かたちの発語」:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2014/05/27
    『美術館級の、いや、いまどきの美術館ではとうていやれない、おそらくBankARTでしか実現できない壮挙』
  • バルテュス展:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2014/04/19~2014/06/22 東京都美術館[東京都] 今年は日とスイスの国交樹立150年とのことで、ヴァロットン展やホドラー展など通好みの展覧会が企画されているが、なかでも最大の目玉がこのバルテュス展だ。これまで日では84年と93年の2回個展が開かれているが、今回は没後初の回顧展で、11歳のとき制作した素描集《ミツ》から晩年の未完の作品までの出品となる。通して見てみると、構図はアンバランスだし色彩は濁ってるしモデルのポーズもぎこちないし、アカデミックな美術教育を受けた人ならやらないようなことを平気でやってることがわかる。通常なら貴族のアナクロ趣味で終わったかもしれないところを、彼は財力と別の趣味(少女趣味)を発揮して描き続け、技術的欠陥をバルテュスならではのオリジナリティに変えてしまった。財力だけでなく努力の人でもあったのだ。初期のピエロ・デラ・フランチェスカの模写

    バルテュス展:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2014/05/27
    『通常なら貴族のアナクロ趣味で終わったかもしれないところを、彼は財力と別の趣味(少女趣味)を発揮して描き続け、技術的欠陥をバルテュスならではのオリジナリティに変えてしまった』
  • 中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2014/03/21~2014/05/11 市原市南部エリア[千葉県] なぜか吉祥寺発のバスツアーに参加。天気もよく、しかもGWの幕開けとあってアクアラインの手前で渋滞、帰りはもっとひどい渋滞に巻き込まれ、結局往復7時間かかった。まず最初に向かったのはダム湖のほとりに立つ市原湖畔美術館。リン・テンミャオは、骨格見などを組み合わせた作品に市原市内の学校教材を加えてオブジェを制作。アルフレド&イザベル・アキリザンはダム湖に沈んだ村をイメージし、ひっくり返したボートの下に数千もの段ボール製の建物を吊るした作品を展示している。どちらも過疎化で統廃合が進む学校や生徒たちとのコラボレーションを強調している点が、先行する越後有や瀬戸内のプロジェクトと被っていて「またか」という感じ。バスのなかから高滝湖に浮かぶ飛行機をながめる。ボートで乗りつけて釣りもできるKOSUGE1-16の作品だが、マレー

    中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2014/05/27
    村田真先生がレビュー書いてた
  • PARASOPHIA 京都国際現代芸術祭2015[プレイベント作品展示] ウィリアム・ケントリッジ《時間の抵抗》:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2014/02/08~2014/03/16 元・立誠小学校 講堂[京都府] 来年に予定されている「PARASOPHIA 京都国際現代芸術祭2015」のプレイベントとして開催された展。ケントリッジが2012年の「ドクメンタ13」(ドイツ・カッセル)のために制作した映像インスタレーションの大作《時間の抵抗》が邦初公開された。作は、科学史家ピーター・ギャリソンとの近代物理学史を巡る対話と、南アフリカのダンサー、ダダ・シマロとのワークショップの過程から生み出されたもの。5面のスクリーンに映し出される映像と多重音響、運動機械などからなり、映像を投影する壁面には古い倉庫のようなセットが組まれていた。実はかなり難解な作品だが、同時に豊かな詩情をたたえており、筆者は主に後者の観点から作にアプローチした。純度を落とすことなく多様な知識レベルの人に対応できるケントリッジは、当に懐が深い。なお「

    PARASOPHIA 京都国際現代芸術祭2015[プレイベント作品展示] ウィリアム・ケントリッジ《時間の抵抗》:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2014/03/11
  • アイチのチカラ!:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2013/11/29~2014/02/02 愛知県美術館[愛知県] 戦後の愛知県おける美術史を振り返った展覧会。同館のコレクションから130点あまりが展示された。戸谷成雄や奈良美智、杉戸洋、安藤正子といった愛知県にゆかりのある美術家の作品をはじめ、片岡球子や中村正義の破天荒な日画、舞妓を丹念に描いた鬼頭鍋三郎の油彩画など、見るべき作品は多い。 都市の美術史を編纂する重要な契機となるのは、公募団体と美術大学、そして美術館である。こうした諸制度は、美術家や鑑賞者、学生が集まる美術の現場になりうるからだ。事実、展も1946年の中部日美術協会の結成にはじまり、1955年の愛知県文化会館美術館の開館、そして1966年の愛知県立芸術大学開学などを歴史の動因としていた。 だが、展には決して見過ごすことのできない重大な欠陥が2つあった。それは、展示された作品が「絵画」に偏重していることと、歴

    アイチのチカラ!:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2014/01/16
    福住廉による、絵画偏重のコレクション展への批判。これ、同じような批判にTwitterで館長さん反応しておられたような…
  • 森村泰昌インタビュー「芸術の良心、未知の芸術──ヨコハマトリエンナーレ2014とアーティスト像」:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    今年の8月から11月にかけて「ヨコハマトリエンナーレ2014」が開催される。アーティスティック・ディレクターを務めるのは、アーティストの森村泰昌氏。「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」というテーマや一部の参加アーティスト以外、現在のところあまり情報は発表されていない。現在の国際展や3.11、そして東京オリンピックを含めて、森村氏に伺った。[聞き手:福住廉(美術評論家)] 沈黙の豊かさ 福住──「ヨコハマトリエンナーレ2014」のコンセプト「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」について改めてお伺いします。ステイトメントのなかで「忘却の海へと向かう冒険の旅」と書かれているように、森村さんは記憶と忘却を対置した上で「忘却」の可能性を重視していますが、現在のアートはむしろ「記憶」の方に傾いていると思います。たとえば「大地の芸術祭:越後有アートトリエンナーレ」にしろ「瀬戸

    zaikabou
    zaikabou 2014/01/16
  • 第95回記念二科展:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2010/09/01~2010/09/13 国立新美術館[東京都] 初日の開館まもない時間に行ってみる。二科展は1階から3階までのレンタルスペースを独占するが、会員は1階の入口近く、会友は1、2階を占め、残りの入選者は余った場所に2段掛けでつめこまれている。入ってすぐ、1枚の絵の前に椅子が置かれ、おじいちゃんが座ってる。最長老で理事長の織田廣喜だ。なんと二科会が結成された年と同じ1914年生まれの96歳。70年前に二科展に初入選し、60年前に会員に推挙されたという「生きる歴史」。関係者があいさつし、写真を撮っていく。まるでパンダ。会場をざっとひとめぐりしてみるが、迷路のように迷ってしまう。会場構成に難があるというより、どれもこれも似たような作品ばかりなので方向感覚が狂うのだ。日の丸を描いてるやつがいたが、なんと総理大臣賞を受賞している。工藤静香は特選だ。どうやら絵の良し悪しと賞とはな

    第95回記念二科展:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2013/10/24
    二科展の「生きる歴史」織田廣喜氏、昨年98で亡くなったのね
  • 会田誠──天才でごめんなさい:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2012/11/17~2013/03/31 森美術館[東京都] ネット上で「ポルノ被害と性暴力を考える会」が森美術館に抗議したと話題になっているので、念のためもういちど見に行った。問題になったのは、手足を切断され、犬の首輪をつけられた全裸の少女を描いた「犬」シリーズなどで、抗議団体によればこれらは「残虐な児童ポルノであるだけでなく、きわめて下劣な性差別であるとともに障がい者差別」でもあるとしている。たしかに「手足を切断され」と書いてるだけでも残虐とは思うが、これはあくまでフィクション=絵空事であって現実ではない(写真でも動画でもない)から、被害者はいない。実在のモデルもいないのだから「少女=児童」と決めつけるわけにもいかない。それでもなお「児童ポルノ」というのだろうか(抗議文でも「日の児童ポルノ禁止法においては現在、実写ではない児童ポルノは違法とされていません」と認めている)。しか

    会田誠──天才でごめんなさい:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2013/10/17
  • 第66回日本アンデパンダン展:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2013/03/20~2013/04/01 国立新美術館[東京都] うちの庭が騒がしいと思ったら、下界では「六木アートナイト」が始まったらしい。ちょっとのぞいてみるかと足を向けたのは、日に限り入場無料の国立新美術館。セコ! まずは敗戦直後から続く日アンデパンダン展。アンデパンダンだからある程度ヘタな作品が並んでいるのは想定内だったが、ものすごくヘタな作品もあったのは想定外の喜びだった。どんなヘタな絵でも国立美術館に飾れることを証明してくれたんだから、絵描きに勇気を与える展覧会だ。ハッとするような作品もあった。しんぶん赤旗に掲載された風景のスケッチ数点を拡大コピーして額に入れたり、川越の古い蔵やカメルーンの人たちの顔のスケッチをボードに貼ったり、こんな「作品」があっていいんだろうかとハッとした。また今回はネット世代も採り込もうってわけか、入口で黄色い「いいね!」シールを配り、いい

    第66回日本アンデパンダン展:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2013/10/17
    『アンデパンダンだからある程度ヘタな作品が並んでいるのは想定内だったが、ものすごくヘタな作品もあったのは想定外の喜びだった。』
  • あいちトリエンナーレ2013:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2013/08/10~2013/10/27 名古屋市美術館+納屋橋会場+長者町会場+愛知県芸術文化センター[愛知県] 3年前の第1回のテーマは「都市の祝祭」。テーマなき時代のテーマで、ただ都市に繰り広げられるアートを楽しもうという享楽的な姿勢が、ある程度成功していたように思う。で、第2回のテーマは「揺れる大地」。続いて「われわれはどこに立っているのか」「場所、記憶、そして復活」とあり、明快だ。しかしテーマが明快だと往々にして参加アーティストも観客もそれに縛られてしまう危険性がある。ひとつのテーマをアーティストが多様に解釈し、観客が展示全体をとおしてテーマを再浮上させるような展覧会が理想だけどね。結論から先にいうと、今回は建築家が多かったせいかテーマの解釈が明快で、わかりやすい作品が多かった。では見た順に記していこう。 名古屋市美術館最初に訪れたのは名古屋市美術館。愛知芸文センターに並

    あいちトリエンナーレ2013:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
    zaikabou
    zaikabou 2013/10/17
    村田真レビュー