おそらく今日ぐらいから書店に並び始めていると思いますが、ちくま新書から「完全教祖マニュアル」が発売中です。定価777円。目次はこちらをご参照下さい。 さて、本書ですが、簡単に言うと宗教の入門書です。本書の役割はシンプルに一つ。宗教から神秘的ヴェールを剥ぎ取って、僕たちパンピーに分かるレベルまで引き摺り下ろして解説することです。これにより宗教は「めっちゃ素晴らしいもの」ではなくなりますが、同時に「無闇やたらと恐れるもの」でもなくなり、僕たちの理性で許容可能なものとなります。だって、教祖をやるには自分のやってることの意味を理解しなきゃダメですからね。 本書の具体的効能ですが、たとえば「なんで隣のおばさんは創価学会を信仰してるんだろう?」と疑問に思った場合。本書の解釈を使えば、「創価学会こわい! おばさん不気味!」ではなく、「創価学会素晴らしい! おばさん大好き!」でもなく、「創価学会を信仰する