せっかく始めた話なので、もう少しホームレスの話を続けようと思うのだけれど、その前に、前提の部分を少しメモっておきたい。 僕は、ことあるごとに「ホームレスと一口に言っても、実態はいろいろだよ」ということを発言しているのだけれど、それがどういうことなのか、もう少し書いてみよう、と。 これは、僕が今まで関わり合いになった、ホームレス・元ホームレスの人たちを思い浮かべての実感ではある。でも、それだけだと、「ホームレスの知り合いなんて居ない」「そもそもホームレスの人とは関わり合いになりたくない」と言う人たちには、たぶん、伝わらない。なので、そういう経験が無い人にでも、なんとなく理解できそうな話をする。 ホームレス問題について取り組んでいる人にとっては、それこそ自明というか常識の範疇の話ではある、と思う。 ホームレスの実態は、かなりの地域差がある。 簡単に言うと、田舎でホームレスの状態で生きていくのは