第3回の横浜トリエンナーレのオープニングへ行ってみたが... なにを言えばいいのだろう。なぞの多い展覧会だが、いったいだれのため? 有名なアーティストはたくさん出ているが、その選択は不思議。カタログをチラッと見たら、アーティストの半分は「ニューヨーク在住」。残りのアーティストのなかにも北米系のアーティスト、あるいは「ロンドン在住」やせいぜい「ベルリン在住」が目立っている。アフリカや東ヨーロッパのアーティストはぜんぜんいないし、アジアのアーティストも少ない。もっとひどく、「横浜在住」のアーティストは一人もいないんじゃないですか!ここはアメリカのどこかじゃなくて横浜だろ?横浜をテーマにしたアーティストさえいない。それぞれのアーティストを選ぶ理由があったとしても、そこまで偏っているとおかしいぞ! 実は「なにがあるのか」をいうよりも、「ない」ものを並べたほうが早い。 たとえば、若手の日本人のアーテ