ブックマーク / built.itmedia.co.jp (2)

  • CO2を25%削減する新型コンクリート、価格と耐久性もばっちり

    鹿島建設は新しい環境配慮型コンクリート「エコクリートBLS」(特許出願済)を開発した。このコンクリートに用いるセメントは、製造時におけるCO2排出量を一般的なセメントより25%削減しながら、建物地上部への適用が可能であるなど高品質で汎用性が高く、さらに普通コンクリートと同レベルの材料コストを実現したという(図1)。 建築物を構築する上で不可欠な建設材料であるコンクリートは、セメント、細骨材、粗骨材および水で構成される。このうち、セメントを製造する際に発生するCO2量が圧倒的に多く、セメント1トンあたりの排出量が750キログラムと、全体の99%を占めている。地球温暖化防止対策の一環としてCO2削減を積極的に推進するためには、建物体で低炭素化を図る必要があり、そのためCO2排出量が少ない低炭素セメントを用いたコンクリートが求められている。 代表的な低炭素セメントとして高炉セメントB種があるが

    CO2を25%削減する新型コンクリート、価格と耐久性もばっちり
  • 帝国ホテルに眠るエネルギー、ビルならではの小水力発電

    ビル内のエネルギー源としてあまり注目されてこなかった水。帝国ホテル東京は空調用の循環水に着目し、ビル内の小水力発電実現に向けて動いた。 ビル内には「未利用のエネルギー源」があるはずだ、節電だけではなく、発電も可能なのではないか――このように考えた帝国ホテル東京は、ビル内の水、空調用循環水の流れに着目した。 帝国ホテルタワー内の5階で利用した空調機用の水は地下4階の冷水蓄熱槽まで35mを垂直に流れ落ちる。蓄熱槽から5階まではポンプを使って水をくみ上げているが、流れ落ちる水にはこれまで関心が払われていなかった。 同社は、新日空調に小水力発電用の発電機、制御盤、制御装置など機器一式の設計と、施工を依頼。出力3kWの小水力発電が実現した。年間1万5000kWhの発電を見込む(図1)。空調設備は24時間365日稼働しているため、安定した電力源として利用できる。系統とも連系しており、さまざまな用途に

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