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ブックマーク / kamiyakenkyujo.hatenablog.com (142)

  • 『君たちはどう生きるか』 - 紙屋研究所

    民主青年新聞(2017年 11月 20日付)に吉野源三郎『君たちはどう生きるか』のマンガ版(マンガ:羽賀翔一)についてのコメントを寄せました。 戦前(1937年)に子どもに向けて書かれたで、「コペル君」というあだ名の主人公が叔父さんとノートを使って交流しながら、いじめ、勇気、貧乏、偉人、社会とのつながりなど、自分にあった出来事の意味をいろいろ考えていくという筋書きです。 マンガ版の新鮮な感動と危うさ ぼくは、今から四半世紀も前になる学生時代にこのを左翼仲間の先輩たちに勧められて読み、それっきりだったのですが、このマガジンハウスのマンガ版をきっかけに読み直し、「一体自分は学生時代に何を読んでいたのだ」と猛省し、新鮮な感動を覚える読書体験をしました。 そして、あわせて、もう一度原作を読み直したのです。 すると、マンガ版は原作と似てはいるし、必要な要素を揃えているのですが、強調ポイントが大き

    『君たちはどう生きるか』 - 紙屋研究所
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    zakinco 2017/11/20
  • gryphonのぼくへの批判を考える - 紙屋研究所

    前の記事について批判的なコメントがあったので、ぼくなりにちょっと考えてみる。 id:gryphon 『A(例えば自衛隊)は憲法違反。だが「国民合意」の形成まで存続させ続ける』というのは”立憲主義”とは言えないのでは?…とhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160628/p1 で以前書きました。 http://b.hatena.ne.jp/entry/345150060/comment/gryphon 共産党自衛隊違憲論と立憲主義について、前からこの種の批判があることは知っている。共産党がどう思うかは共産党に聞いてもらえばいいと思うが、ここではぼくの考え、つまり一般的に連立政権(考えの違う政党同士の一致点での政権)と立憲主義の問題を考えておく。 立憲主義実現のプロセスと考える まず、実践的に考える。 日の左派や左派系政党が、「憲法を守れ」「憲法を暮らしにいかせ

    gryphonのぼくへの批判を考える - 紙屋研究所
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    zakinco 2017/11/07
  • ブラック隠しの臭いしかしねえ、福岡市の「働き方改革」推進企業認定 - 紙屋研究所

    ブラック企業」の反対としての「ホワイト企業」。 つまり完全にコンプライアンスばっちりの企業、みたいな感じ。 そこまでいかなくても、そのつもりでかなり努力しているぜ、という。 今日の日経で見たんだけど、福岡市が「ふくおか『働き方改革』推進企業認定事業」始めるっていうんだよね。 http://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/k-roudou/life/hatarakikata-nintei.html 福岡市は27日、従業員が働きやすい職場作りに取り組む企業に向けて独自の認定制度を始めると発表した。政令市では初めてという。……働き方改革のために福岡市が独自に設けた28項目のうち、16項目を満たせば認定する。子育てと仕事の両立支援や高齢者や障がい者らへの配慮、長時間労働の是正といった取り組みが対象となる。(日経2017年10月28日付) https://www.nik

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    zakinco 2017/10/29
  • 野党共闘は「見直せ」 - 紙屋研究所

    共産党が参加する野党連合政権が誕生し、共産党が閣僚を出せば、その閣僚は国会で「政権としては自衛隊が合憲であると考えるし、そう運用する」と答弁することはもちろんである。 それだけではない。平時には自衛隊が正面装備を買う予算をつけるだろうし、北朝鮮のミサイルを迎撃するための体制、運用も行うだろう。PKOのような自衛隊海外派遣も認めることになる。 「朝鮮有事」となり在日米軍基地が攻撃されるようなことがあれば、日米安保条約を発動し、それにしたがって米軍の活動も認めることになる―― 共産党がそんなことまで認めるわけがない、絵空事だ、と思うだろうか。 実は、共産党が呼びかけている野党の連合政権の原則を突き詰めれば、ここまで認めることになるのである。 志位 私たちは、日米安保条約を廃棄するという大方針、それから自衛隊は、日米安保条約を廃棄した新しい日が平和外交をやるなかで、国民合意で一歩一歩、解消に

    野党共闘は「見直せ」 - 紙屋研究所
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    zakinco 2017/09/21
  • 「給料前借り特区」は貧困ビジネスを生み出さないか - 紙屋研究所

    福岡市の高島市長のもとですすめられている「給料前借り特区」。まだ提案の段階らしいが。 毎日新聞の記事にこうある。 労働者には日ごとに働いた分の賃金額がスマホに通知され、店頭でスマホ決済することでその金額内で買い物などができ、店の口座には雇用者側が代金分を支払う仕組みだ。 https://mainichi.jp/articles/20170905/ddp/041/010/011000c これがなぜ「岩盤規制」を突き破る「特区」で提案されるのか。 労基法24条にぶち当たる 毎日の記事は、以下のように記している(強調は引用者)。 賃金は、労働基準法で「通貨で直接労働者にその全額を支払わなければならない」と規定しているが、特区でこの規制を撤廃する。 https://mainichi.jp/articles/20170905/ddp/041/010/011000c これは、労働基準法第24条1項であ

    「給料前借り特区」は貧困ビジネスを生み出さないか - 紙屋研究所
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    zakinco 2017/09/14
  • 保育士のスト 「首都圏青年ユニオンニュースレター」を読む - 紙屋研究所

    保育士がストライキをしているというコラムを、い入るように読んでしまった。 ぼくのもとに送られてくる「首都圏青年ユニオンニュースレター」は前にも紹介したことがあるが、あれ以来、ずっと楽しみに読んでいる。 http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/newsletter.html その中にある、名城大学の蓑輪明子のコラムは最近のお気に入りの一つで、第1回目に紹介された都留民子『失業しても幸せでいられる国 フランスが教えてくれること』(日機関紙出版センター)は実に興味を引かれたので買って読んでみると、いや実に面白かった。また別の機会に紹介したい。 2017年8月26日付の196号では、福祉保育労という組合が全国で打った保育所・障害者施設でのストライキのことが載っている。 http://www.fukuho.info/2017-0309-101804.html 蓑輪も現場に

    保育士のスト 「首都圏青年ユニオンニュースレター」を読む - 紙屋研究所
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    zakinco 2017/09/11
  • 岩竹美加子『PTAという国家装置』 - 紙屋研究所

    こんなに傲慢な任意団体があるだろうか? 最近、PTA問題を特集した読売新聞の記事「PTAは必要ですか」(2017年6月1日付)を読んだ。 3人の識者がコメントしているが、日PTA全国協議会・専務理事の高尾展明のそれをしみじみ読む。 交通事故や犯罪の発生など、子どもを取り巻く地域の問題がある。家庭もいろんな家庭があって、お互いに助け合っていく必要がある。そういう条件の中に我々はいる。PTAは任意だ、入退会は自由だと言う前に社会の状況をよく見ていただきたい。 「地域」という言葉とセットで「交通事故」「犯罪」「家庭の状況」という逆らいがたいテーマが押しつけられる。そして、この有無を言わせぬテーマと任意制が関連づけられるのである。 自由ですといったら、負担のないほうを人間は選んでしまう。その前に、子どもたちの環境がどうなっているのか考える必要がある。 ぼくの知り合いは地元で「子ども堂」の運営に

    岩竹美加子『PTAという国家装置』 - 紙屋研究所
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    zakinco 2017/06/10
    必読
  • PTAを退会した話と音楽鑑賞会で100円多く払った話 - 紙屋研究所

    退会しても別に不利益はこうむりませんよ PTAを退会した。 うちの小学校でただ一人(厳密にいうと、ただ1家庭)のようである。 公式には(つまりPTA相手には)何の理由も告げていない。 きっかけとしては、PTAが任意加入であることをきちんとしてほしい、と役員会にお願いして、「入学の際に説明する」まではやってもらえたのだが、「規約に盛り込む」まではやってもらえなかった(総会で提案し否決された)から抜けたのである。*1 ぼくが求めることを、うちの小学校のPTAは取り合わなかったので、それならやめる、ということだ。 PTAは任意団体に過ぎない、つまり一種のサークルと同じなのだから、契約・合意・交渉が成り立たなかっただけなのである。 まことにシンプルな話だ。 ただ、それとあわせて、「抜けたらそんなに不利益なのか」を実際に体験してみたい、というのもあった。 実際にトラブルに巻き込まれた人の話も聞いてい

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    zakinco 2017/06/02
  • 伊勢田哲治・なつたか『マンガで学ぶ動物倫理 わたしたちは動物とどうつきあえばよいのか』 - 紙屋研究所

    日経新聞によれば、イタリアの法律では、 生きたエビを氷の上に載せておくのは虐待に当たり、禁錮刑や5000ユーロ(約67万円)から3万ユーロ(約400万円)の罪になる。 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO95101870U5A211C1NZ1P00/ という。 動物の命を奪っていいのか。あるいは、どういうふうになら奪っていいのか。あるいは、そんな問い自体が無意味なのか。 小4の娘といっしょに劇を見に行ったのだが、「命」を考えるというその劇の中で「『いただきます』と言ってべよう、命をいただくのだから」的なセリフが出てきた。 親子で見たその劇の、教条ともいうべき薄っぺらさが気になった。 「いただきます」と「感謝」さえすれば、命を奪っていいのだろうか。 ペットや実験動物の虐待には反対するが、害獣は殺していいのだろうか。 外来生物は生態系を壊すというが、その生

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    zakinco 2017/05/16
  • 水島朝穂・大前治『検証 防空法 空襲下で禁じられた避難』 - 紙屋研究所

    引き続き朝鮮半島が、軍事的な衝突の危機にある。 北朝鮮の軍事挑発や核開発を止めさせる努力をつくすことは言うまでもないが、他方の当事者であるアメリカと軍事同盟を結んでいる日は、国連憲章にそむくアメリカの軍事行動、端的にいえば先制攻撃を絶対に支持すべきではない。支持する表明はもちろん、それを軍事的にサポートすべきでもない。 これにかかわって、自治体や民間も米軍を軍事的にサポートをしないようにすべきである(港湾・空港・公共施設の利用、運搬での動員など)。 完全に「日が米軍の戦争に巻き込まれる」パターンだ。 以前に述べたことがあるが、重要影響事態法によって、自治体は先制攻撃戦争をサポートしてしまう危険がある。「違法な先制攻撃戦争のサポートは絶対にしない」と自治体は宣言すべきである。 自治体と戦争法案のかかわり - 紙屋研究所 米軍の先制攻撃によって始まる場合はもちろん、現在の軍事緊張の中で北朝

    水島朝穂・大前治『検証 防空法 空襲下で禁じられた避難』 - 紙屋研究所
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    zakinco 2017/05/09
  • 空襲のない日常――『この世界の片隅に』と朝鮮半島の危機 - 紙屋研究所

    米朝間の戦争を強く危惧する。 いろんなことはこの間あるけども、これほど重大な政治問題はない。 北朝鮮への事実上の出撃拠点となる在日米軍の基地があり、アメリカとの軍事同盟国ともいうべき日が、ミサイル、テロ、大量破壊兵器の標的となることを恐れる。 大げさだとか、そんな段階じゃないだろとか、いろいろ言われようとも、ぼくはそう叫ばざるを得ない。 自分を含めた日に住む人間が死ぬかもしれない、ということで、ぼくの危惧が高まっていることは明らかだ。シリアで毒ガスやミサイルによって人が死んできたことも確かに重大だったが、今ぼくの中で「やばい」という感情が高まっているのは、「日に住む人間の犠牲」の可能性が高まっているからだということは率直に認めなければならない。 北朝鮮を攻撃すればソウルで死者100万人以上 | BUSINESS INSIDER JAPAN 主権者である日国民、その一人として、何をし

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    zakinco 2017/04/18
    平和に飽きた人たちに何を言っても無駄かな。あと、死にたがっているとしか思えない愛国者たちにも。
  • 『この世界の片隅に』の原作とアニメの距離――もしくは戦争についての創作はどう描くのが「成功」なのか - 紙屋研究所

    書いていたら長くなった。 先に要旨をまとめておく。 マンガ『この世界の片隅に』は前半が戦前・戦時の日常の描写、後半が主人公の心象であり「記憶」と「想像力」をめぐる物語である。他方、アニメ「この世界の片隅に」は、戦前・戦時の日常をそのまま再現・保存することにしぼられた作品であり、原作のもつ後半部分は後景に退いている。両者は別々の作品(別個の価値をもつ作品)である。 戦争小説戦争をめぐる創作(マンガ・アニメ・映画・ドラマ・演劇…)は手法と題材を選ぶことで、何かを強調し、何かを切り捨てるので、どんな作品であっても批判は呼び起こされる。多様な書き手が多様に描くことでしかこのジレンマは解決されないのではないか。 以下は、映画・原作のネタバレが含まれている。 「暗い」「つらいから読みたくない」と「楽しくて何度も読み返したくなる」 「女性のひろば」という雑誌(共産党発行)の2017年1月号に「『この世

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    zakinco 2016/12/12
  • 博多駅前陥没事故について(および福岡市政について) - 紙屋研究所

    博多駅前陥没事故で復旧が早かったことに関連して、びっくりしたことがある。 復旧の早さそのものではない。 高島宗一郎・福岡市長に対してまで賞賛の声が上がっているのを聞いてびっくりしたのだ。 異常という他ないので、一言書いておきたい。 事故の最高責任者に「賞賛」? 具体的な原因究明はこれからであるにせよ、すでに市自身は直接の原因が市の地下鉄(七隈線延伸)工事であることを認めている。いわば市の公共工事が原因で起きた事故であり、その責任は市長自身にあることは明白だからだ。 事故の最高責任者に「賞賛」を浴びせるという、その意味がわからない。 繰り返される「陥没」と国の「警告」 しかも福岡市が起こした地下鉄工事をめぐる道路陥没事故は初めてではない。 まず2000年6月20日には、中央区薬院で今回ほどではないが大規模な道路陥没を起こしている。 陥没三たび生きぬ教訓 福岡市、事前調査で見抜けず 岩盤もろく

    博多駅前陥没事故について(および福岡市政について) - 紙屋研究所
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    zakinco 2016/11/21
    世論に対する市長側陣営のリスクコントロールが機能したのだろう。市のリスク管理部が仕事をしすぎ。
  • 森永卓郎『モリタクの低糖質ダイエット ぶっちぎりのデブが4カ月で19.9kg減!』 - 紙屋研究所

    ぼくの場合 7kgダイエット 引越しをしてからも元の住所のところに行ったりする。 数ヶ月ぶりに会った人たちから「紙屋さん、痩せました?」と必ず聞かれる。病気ではないか、とかガンではないかとも言われる。 ちょうど引越しの頃からダイエットをして、現在まで続いているが、約7キロほど痩せたからである。最高61kgあった体重は現在54kgほどでだいたいキープしている。体脂肪率は風呂上がりに20%前後だったものが14%くらいで落ち着いている。この水準に落ち着いたのはすでに3か月以上前であり、現在は安定的に推移している。 もともとそんなに太っては見えず、「中肉中背」という印象があったので、なぜダイエットなどしたのだと聞かれるのだが、簡単に言えば職場の健康診断の数値が悪かったからである。1回悪かったというのではない。毎年中性脂肪とコレステロールの値が基準を超えており、必ず再検査を診断される。職場でもそうい

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    zakinco 2016/07/25
  • 東條さち子『主婦でも大家さん』『大家さん10年め。』『大家さん引退します。』 - 紙屋研究所

    投資は目的と必要額のために行うもの 何のために投資をするのか。 子どもの将来の学費を貯めるためとか、老後の不安とか、そういう生活上の具体的な目標がある場合は、当ならその額をはっきり決めて、その額を得るために投資をするのがよい。 うぅ、だけど、基はそのお金節約で貯めるのが一番手っ取り早いし確実じゃないのか。投資分で儲ける分なんて、ホントにあてにならないと思うけどね。「『節約で貯めたお金をどう運用するか』っていう設問だから、銀行預金じゃなくて投資なんだろ」という話かもしれないけど、この前提自体がワナ。そんなもん大して変わらん。「馬鹿だなあ。こんなに変わるんだよ」という説明を持ってこられるかもしれんのだけど、仮にうまくいって20年くらいで数百万円の差が出たとして、それが一体なんだというのか。必要なお金が溜まったかどうかが大事なんじゃないのか。20年後に銀行預金で必要なお金が貯まるのなら、そ

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    zakinco 2016/07/16
  • 参議院選挙の結果を見て - 紙屋研究所

    野党共闘の、「驚くべき」と言ってよい「成果」 参院選が終わって一番の注目すべき点は、何と言っても野党共闘をした1人区で11も勝利したことだろう。1人区での野党の勝利は前回わずか2だったのだから、正直驚いた。 民進党は前回2013年参院選の17と比べれば32を獲得した。民進党内でどう評価され、どう表現されるかよく知らんが、「ウハウハと言っていいんじゃないか。民進党にとっては『起死回生の野党共闘』だ」とか言ってた民進党関係者もいた。 「共産党と一緒だと損だ。民進党は目を覚まして共産党を切り、健全野党になれ」的な意見をネット上でチラホラ見たけど、こういう目の前のソロバン勘定だけで考えても、この種の意見は説得力に乏しい。だけど、そういう目の前の利益だけでなく、長期的に考えて、日政治文化にとってもこの道が一番いいだろうとぼくは思う。 安倍首相の支持率はなぜいつまでも高いのか 安倍首相ではないが、

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    zakinco 2016/07/12
  • 山本浩資『PTA、やらなきゃダメですか?』 - 紙屋研究所

    『“町内会”は義務ですか?』(小学館新書)の著者として、『PTA、やらなきゃダメですか?』(小学館新書)の著者、山浩資さんと対談した。ぼくは対談に臨むにあたってぜひ聞いてみたい点が3つほどあった。 善意が暴走するPTAと町内会は変われるか | PTAのナゾ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 半強制性という奇妙さ PTAと町内会に共通する「気持ちの悪さ」は、自主的な体裁をとっていながら、その実、半強制であるという点だろう。この半強制性の奇妙さ、気持ち悪さについて、まずは確認し合いたいと思ったのが1点目である。 山さんは、ドラッカーのマネジメント論を生かしてPTA改革にとりくんだのだが、山さんが参照したドラッカー『非営利組織の経営』(ダイヤモンド社)の冒頭には次のくだりがある。 ボランティアが管理する組織は日にないわけでもない。むしろその一つは日でこそ大きく花開いてい

    山本浩資『PTA、やらなきゃダメですか?』 - 紙屋研究所
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    zakinco 2016/06/28
    現政権が続く限りは、町内会もPTAもダメな方向にどんどん追い込まれていくと思うけどね
  • 「格差は教育費無料でも広がる」のか - 紙屋研究所

    このエントリを読んで思い出したこと。 格差は教育費無料でも広がる ぼくは無料塾で講師のようなことをやってきたが、この春、ずっと教えてきた中学生のRくんが志望する学校に合格できた。万歳! Rくんは前のエントリでも書いたけど、「偶数と偶数の和はなぜ偶数か」という説明をぼくがして、なかなか理解してもらえなかったという話に出てくるコである。 偶数と偶数の和は偶数であることの説明 - 紙屋研究所 偶数と偶数の和は偶数である・リベンジ - 紙屋研究所 Rくんのお母さんの話では「その進学しようと思っている学校の入試の過去問をきちんとやっておけばよい」と担任が言っていたとのことだった。3年分の過去問が実際に中学校から手渡されていた。そこでお母さん、人と話し合って、入試までも残りの時間は過去問をカンペキにできるようになっておこう、ということを目標にしてやることにした。ぼくは「過去問はカンペキに解けるように

    「格差は教育費無料でも広がる」のか - 紙屋研究所
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    zakinco 2016/06/07
  • 古川琢也+週刊金曜日取材班『セブン−イレブンの正体』 - 紙屋研究所

    年賀状の季節である。 サヨク仲間の知り合いから「郵便局の年賀状ノルマがキツい。買ってくれないか」という依頼が来た。「資とたたかわないのか」と怒るむきもあろうが、まあいろんな人がいるのである。 ぼく自身必要なので100枚、その人から頼んだ。 ブラックバイト問題で「自爆営業」という言葉が話題になった。 ノルマを課せられた売り子が、売れない分を自分で買ってしまうことだ。コンビニのキャンペーン商品などでやらされるハメになることが多いという。 すでに7年前に描かれた書『セブン−イレブンの正体』を読んでいると自爆営業が出てくる。 しかし、それはコンビニ働くバイトの話としてではない。 店舗を指導するセブン−イレブンの社員たちの話として登場するのである。「過酷なノルマと『自腹買い』」という節には、もともとイトーヨーカ堂の社員だった人(現在は店舗オーナー)が、もともとセブン−イレブンの社員だった人たちに

    古川琢也+週刊金曜日取材班『セブン−イレブンの正体』 - 紙屋研究所
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    zakinco 2015/11/24
    『成功哲学を語っている成功企業が「取引先」「フランチャイズ」「運送」などの様々なバッファーをもうけて、本来企業が抱え込むべき矛盾を「外注」しているという点が浮き彫りにされている』
  • 今野晴貴『ブラック企業』『ブラック企業2』 - 紙屋研究所

    公約でいっぱいあった「ブラック企業規制条例」はどうなった 宇都宮健児が都知事選に立候補したとき「ブラック企業規制条例をつくります」というのが公約にあった。 この前のいっせい地方選挙でも「ブラック企業規制条例」を公約に掲げた候補がいた。 しかし、くわしい中身については検索しても出てこない。 宇都宮選対の関係者に電話したこともあるけど、条例の大綱のようなものはないという話だった。 「ブラック企業規制条例」……。 ブラック企業を何とかしたい。 そんで自治体にできることは何かないだろうか、という意気込みは伝わってくるんだが。 宣言的な条例っていうモノものある。理念条例。こういうまちにしますよ、というような考えを示す。この場合だとブラック企業は許さないよ、という宣言をして、まあたとえば官民一体で社会運動やりますよとか。 そういうのもアリだ。 やれることは何でもやったほうがいい。 ただ、自治体の施策と

    今野晴貴『ブラック企業』『ブラック企業2』 - 紙屋研究所
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    zakinco 2015/10/20