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ブックマーク / nyaaat.hatenablog.com (59)

  • 時給980円分の覚悟|コロナと氷河期介護新人と自己責任(前編) - ニャート

    これは、時給980円で覚悟もないまま、職場で新型コロナウィルスに対峙することになった、就職氷河期世代の新人介護職(非正規雇用)の話である。 「非正規雇用は自己責任」という言葉から抜け出すため、5年間の実務経験が必要なケアマネジャーの資格を取るのを最終目標として介護業界に転職した。 とたんに、世界的なターニングポイントになるだろうコロナ禍が発生し、ある日突然、覚悟も支給マスクも防護服もないまま、コロナ感染が疑われる利用者様の介護を行うことになる。 自己責任を抜け出したくて、新たな「介護職を選んだのは自己責任」ループにはまった個人が、異常事態に目をつぶれるよう正常性バイアスによって思考を修正していく過程を記録しておきたい。 (今回は私が介護職を選ぶまでの話となるため、コロナとの遭遇部分だけ読みたい方は次回の後編をどうぞ) 内部告発は告発側のリスクが高すぎる 後編の途中で「これは新たなクラスター

    時給980円分の覚悟|コロナと氷河期介護新人と自己責任(前編) - ニャート
    zakkicho
    zakkicho 2020/05/28
  • 近況:貧しくて何もできない - ニャート

    今日は仕事の〆切がいくつもあるので、90分と時間を決めてその範囲で書けることを整理しないで書く。 まず、今年ほとんどブログを書いていない理由は、生きるための1円ライター稼業で忙しいからだ。 1円ライター稼業は、クラウドソーシングを通して別名義で仕事を受けている。 便宜的に1円といっているが、実際の受注は0.7〜5円の幅だ。 高い単価ばかりの仕事ならよいが、単価が高い仕事は原稿の数が少ない。 だから、クラウドソーシングに引かれるシステム手数料20%を抜いても単価1円になる、単価1.25円以上を基準に仕事を受けている。 仕事量が足りない場合は、単価0.7円(20%引かれて0.56円)までの仕事は受ける。 私は遅筆なので、1時間でコンスタントに書ける字数は、調査込みで1時間800字だ。 2000字書けるときもあるが、コンスタントに書き続けられる字数はやはり低くなる。 1か月に20万稼ぎたければ、

    近況:貧しくて何もできない - ニャート
  • 稼げない「情報格差」|40歳働けない結婚できない私(4回目) - ニャート

    連載2・3回目は「自分の半生を振り返り、ダメだったポイントを分析する」ために学歴について振り返ったが、まだ自分の中で客観視できていないように感じた。 そのため、学歴と職歴の振り返りは一旦置き、今回から2〜3回分は「普通」のレールに乗ることをあきらめた今、自分が稼げない理由のひとつである「情報格差」「意識格差」などについて書いてみたい。 現状打開のヒントを含む情報にアクセスできない 私が陥っている「情報格差」とは、ネット情報のなかには、働けない稼げない私の現状を打開するヒントを含むものがあるのに、自発的に出合えていない状態のことだ。 テレビなどでは得られない情報を得るツールとして、SNSや知人などが挙げられる。 一般人のSNS利用率は2〜3割 一般人のSNS利用率はそれほど高くはない。 総務省「平成30年度情報通信白書」によると、2017年における個人でのインターネット利用率は80.9%。4

    稼げない「情報格差」|40歳働けない結婚できない私(4回目) - ニャート
  • 叩かれて死にたくなったときのメモ(私信です) - ニャート

    ネットで知り合った方が、叩かれてお金もないので自殺したいと苦しんでおり、(何の役にも立たない気もしますが)死にたい気持ちを少しでもやわらげる方法を書いてみます。 ネットで叩かれて死にたくなったとき 私もかなり叩かれたり、個人的に粘着されたりすることがありますが、私が取っている対策や考え方は次になります。 見ない 偶然見つけてしまった場合も読まない 多数派の意見が、自分にとって正しいとは限らない ブロガーvs匿名の場合、ブロガーが圧倒的に不利 きつい言葉を使ってくる人は、語彙力が足りない 「批判」と言って、誹謗中傷をしている人が多い 気をそらして忘れる 見ない・偶然見つけてしまった場合も読まない 私は、はてなブックマークのコメントとかは、書いた記事に誤りがないか等のチェック目的以外にはほぼ見ません。エゴサーチもしません。 (だから、私に伝えたいことがある場合は、Twitterでリプライ投げて

    叩かれて死にたくなったときのメモ(私信です) - ニャート
    zakkicho
    zakkicho 2019/09/03
  • 40歳働けない結婚できない私(連載1回目) - ニャート

    今後の生き方を考えていて、「最後はたぶん自殺するんだろうな」と当たり前に思っている自分に気づいた。 ふだん、お金がない以外はそれほど不満もなく(お金が最大最凶の不安要因だが)、ささやかな幸せを感じることも多い。それなのに、将来予想からは常に自殺が離れず、何かの拍子に苦しさが高まると「死にたい」と瞬間的に強く強く思ってしまうのをどうにかしたい。 私には次のような属性がある。 独身子なし(離婚歴あり) 自称1円ライター 貯金なし 恋人なし(永遠に) パニック障害(寛解中) 父と認知症の母と暮らす この属性を見ると、たぶん一部の容赦ない人は「生きてる価値ないし、死にたくなって当然」と思うだろう。 しかし、その「一部の容赦ない人」は私が勝手に想定している世間体であり、実際には存在しない。仮に存在しても無視すればよい。 私が自殺しないで生きていくためには、身の丈にあった自尊心を取り戻す必要がある。

    40歳働けない結婚できない私(連載1回目) - ニャート
    zakkicho
    zakkicho 2019/07/17
    就労支援のサポートしているだけで十分偉いと思う。この分析で自分を追い込んじゃいそうで心配…
  • 子どもがひきこもりなら、親が殺してもよいという風潮が怖い - ニャート

    元事務次官がひきこもりの長男を殺害した事件で、容疑者の供述が出てきている。 長男が事件直前、運動会中の児童らについて「ぶっ殺す」と発言していた 川崎市で児童ら20人が殺傷された事件に触れ、「長男が危害を加えてはいけないと思った」との内容の説明をしている 「児童ぶっ殺す」と長男 元次官、川崎殺傷よぎり殺害か:朝日新聞デジタル 私が怖いのは、「長男が当に「ぶっ殺す」と言ったのか、この供述を疑う人がだれもいない」点だ。 殺された長男が実はこうした発言をしておらず、親である容疑者が「川崎の事件が起こった今なら、同情してもらえるから殺害しよう」と思った可能性があるのに。 さらに、殺された長男の熊澤さんはひきこもりと報道され、両親とずっと暮らしていたように思われているが、実際には、実家に帰ってきたのは事件の約1週間前だ。 長男は高校に進学しましたが、その後、両親とは別々に都内の別の場所で暮らしていた

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  • ひきこもりを殺さないで - ニャート

    ひきこもりが再び働き始めた朝に」で書いたように、私は過労でパニック障害になり、退社後はひきこもりになった。 働いていたときの貯金から生活費を出していたので、金銭的には親の負担になっていないはずだが、心理的には大きな負担を与えていたと思う。 パニック障害は、呼吸困難などとともに「このまま死ぬのでは」と強い不安を覚える発作が起こる。そのため、一時期は全く外に出られなかった。 人生に絶望した私はCG動画製作に没頭し、昼も夜もモニタを見続ける生活を送る。 飽きっぽい私が、そこまで何かにはまったのはこの時期だけだ。 いま振り返れば、挫折した(と思い込んだ)人生CG製作で取り返したいという代償行動だったのかもしれない。 家族から見れば、そんな私はさぞかし異常に映ったことだろう。 批判されて、夜中に隠れてパソコンを立ち上げるようになった。 ある日もそうして、暗闇にほの暗く光るモニタの中で踊る人形を見

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    zakkicho 2019/06/04
  • 独身中年の孤独|家族は「制約」か「絆」か - ニャート

    7月末にTOKYO FMのラジオ番組に出演するという、myブログ史上、最高の栄誉を得た直後に入院した。 退院できたものの、気力がなくなって何もできなくなり(寝るしかできない)、最近やっと浮上してきた。 その間、はてなでは「独身40代の孤独」について盛り上がってたようで。 anond.hatelabo.jp qtamaki.hatenablog.com 2つ目の記事の結論「子供を作る」は、ある意味真理だけど、独身40代にとっては難しい。 既に3周遅れだけど「独身中年の孤独」について、独身・中年・子なし・恋人なし・金なし・職なし(自称ライター笑)・精神疾患・不健康・母は認知症、の私が思うことを書いてみる。 「孤独」は独身最大のデメリットでありメリット 「孤独」は、独身最大のデメリットだと誰もが思うだろう。 しかし、独身最大のメリットである「自由」は、孤独と表裏一体だ。 私はよく「両親を看取った

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    zakkicho 2018/09/21
  • 就職氷河期世代どうしを分かつ自己責任論|7月31日ラジオに出ます - ニャート

    TOKYO FMのラジオ番組「Time Line」(月〜木19:00〜19:52)の、今週のSP企画「”おっさん”の居場所について考える」、 何かと良くない話題の中心になることが多い「おっさん」というワード。 「キモくて金のないおっさん」論争に始まり、浮き彫りになりつつある「団塊ジュニア」「ロスジェネ」の苦悩、キャンペーン広告「さよなら、おっさん。」への批判など、「おっさん」に付随する言葉は得てしてネガティブなものが多いのですが・・・ 若者でもない、ジジイでもない、微妙な年代の「居場所をなくし社会から取り残されたおっさん」という巨大なマイノリティ。 なぜ今「おっさん」だけに、現代の社会問題が理不尽に押し付けられるのか? 新たな被差別階級としての「おっさん」を通して、今の日の問題を探っていきます。 【今週のタイムラインは“おっさん”の居場所について考えるSP企画】 このSP企画内の7月31

    就職氷河期世代どうしを分かつ自己責任論|7月31日ラジオに出ます - ニャート
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    zakkicho 2018/07/31
  • 発達障害の子を受け入れることが「できない」親|新幹線殺傷事件1 - ニャート

    新幹線内で乗客3人が殺傷された事件で、容疑者の母親は「一郎は小さい頃から発達障害があり大変育てにくい子でしたが、私なりに愛情をかけて育ててきました」とコメントを出している。 容疑者の母「自殺はあっても他殺なんて思いも及びませんでした」コメント全文|産経WEST(魚拓) (※現在は「一朗は私なりに愛情をかけて育ててきました」と修正されている) 小島容疑者のこれまで 小島容疑者は、どんな人生を送ってきたのだろうか。 「週刊文春 6月21日号[雑誌]」によると、5歳の時、児童保育所からアスペルガー症候群(発達障害の一種)の疑いを指摘されている。 「ところが母親は『そんなの大きくなれば治る』と病院にも通わせずに、放置していた。父のS氏の説明だと、『成長は遅いと思っていたけど、学校の先生に"この子は普通ですよ"と言われたので、病院や特殊学級には入れなかった』と言っていました」 (親族談) 中学生の時

    発達障害の子を受け入れることが「できない」親|新幹線殺傷事件1 - ニャート
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    zakkicho 2018/06/25
  • 挿入は要らない|自分の中の、同性愛と性行為についての考察 - ニャート

    勝間和代さんの「同性を愛するということ 勝間和代のカミングアウト」で、『人生において、男性を愛したこともあり、今は増原を愛している。愛したのは、その個人であり、性別ではない』という文章を読んだ時、私は「これぞ理想の恋愛だ」と舞い上がった。 性別などの属性を超えて、その人個人を愛する。 そういう恋愛がしたいと思った。 同時に、今まで目を背けてきた自らの性的指向について考えた。 こういうことは日記帳に書くべきだが、自らの性的指向について淡々と書かれた読み物をあまり見たことがないので、多少は読み物的価値があると思い公開してみる。 挿入は要らない 挿入は要らない。 たったこれだけのことに気づくのに、生きてきた時間の分だけかかった。 牧村朝子著「百合のリアル 増補版」に出てくる、下記すべてに私は該当する。 可愛い女の子を見て、とにかく幸せな気分になること。 さわやかな汗やメンズの香水より、甘くやさし

    挿入は要らない|自分の中の、同性愛と性行為についての考察 - ニャート
    zakkicho
    zakkicho 2018/06/24
  • 自分が「低スペック」だと思う時どうしたらよいの?(前編) - ニャート

    「『自分をADHDと思いこんでいるただの低スペック人間多すぎでは?』発言について思ったこと」を読んで、漠然と連想したことを書きます。 なお、連想なので、上記の議論の流れに全く沿っていません。 自分を「低スペック」とラベリングする必要ある? まず、「自分を『低スペック』とラベリングする必要性があるのか」という疑問があります。 この「低スペック」という評価は、多くは職場や学校での評価によるものでしょう。 しかし、そうした評価は、評価する人・職務内容・環境などによって左右されます。 この話で、思い出す人がいます。 出版社にいた頃、ある上司が「無能」と罵っていたAさんのことです。 Aさんは、下記のような人でした。 他部署から異動してきたため、編集経験がなかった 仕事を覚えるのに、平均よりも時間がかかった しかし、丁寧な仕事をする人で、良質なを作った 時間がかかるが評価は少ない、クレーム対応なども

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    zakkicho 2018/06/04
  • 高プロ成立後は「とりあえず3年」が命とりになる - ニャート

    このブログは労働問題を扱っているので、高度プロフェッショナル制度についても何か書くべきだとは思っていたが、「どうせ採決されるんでしょ」と投げやりな気分になって、あまり書く気にならなかった。 政治には何も期待できない。 与党は5月29日に衆院を通過させ参院に送付、6月20日までの成立を目指しているようなので、非力な労働者は高プロ成立後にどうしたらよいのかを考えてみたい。 新卒は空前の売り手市場 さて、2018年3月卒の大卒就職率は、2018年4月1日現在で98.0%と、調査を始めた1997年以来、過去最高となった。 大卒就職率、過去最高98% 高卒も27年ぶり高水準|朝日新聞DIGITAL 内訳を見ると、従業員数5000人以上の企業では大卒就職率は0.39倍なのに対し、300人未満の中小企業では6倍以上となっている。 また、業種別でも金融業は0.19倍だが、流通業や建設業では10倍前後と大き

    高プロ成立後は「とりあえず3年」が命とりになる - ニャート
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    zakkicho 2018/05/27
  • ひきこもり就労支援をビジネスとして成立させる難しさ - ニャート

    ひきこもりながら働こう|NHK NEWS WEB」の記事を読んだとき、私は舞い上がってしまいました。 私は以前から、 「例えば、Webサイト・システム制作などの仕事を受注して、精神疾患を抱えた人やひきこもりの人などで作業を分け合う仕組みができたらいいのに」 と思っており、記事中の「株式会社ウチらめっちゃ細かいんで」(略称めちゃこま)は、まさに私の理想モデルを体現した会社だったからです。 「もうもう、今すぐここに職務経歴書を送らなきゃ! あwせdrftgyふじこlpあばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば(めちゃこまのサイトを開く)ばばばばばばばばばば………………………………はにゃ?」 しかし、サイトを読むと少しひっかかるところがあり、「ひきこもり就労支援」を利益が出る「ビジネス」として成立させるのはやはり難

    ひきこもり就労支援をビジネスとして成立させる難しさ - ニャート
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    zakkicho 2018/05/27
  • 精神障害者の働き方について思うこと - ニャート

    先日、「『正しく』よりも『やさしく』ありたい、そのためのメモ」で、うつ病ブロガーさん(Aさん)がブログを削除した経緯について書きましたが、中途半端な書き方だったかもしれません。 彼女が匿名掲示板で父親の個人情報を晒され、ブログ削除に追い込まれたことは、私にとって衝撃でした。 もし自分が同じことをされたら、衝動的な自殺に走ってしまうかもしれません。 彼女にとって、ブログは自らを表現し承認される場、他者とつながる大切な場であり、それを奪う権利はだれにもありません。 しかし私は、彼女を批判する記事を書いたことのあるブロガーさん(Bさん)とも知り合いのため、どの視点からこの記事を書こうかかなり悩みました。 (掲示板でAさんを攻撃していたのはBさんではないと信じています) Bさんのことを除いても、掲示板でAさんを攻撃していた人たちは、リアルで苦しい思いをしていたりAさんよりも病んでいたりするのではと

    精神障害者の働き方について思うこと - ニャート
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    zakkicho 2018/05/25
  • 「正しく」よりも「やさしく」ありたい、そのためのメモ - ニャート

    goldheadさんの「栗城史多さんの事故について」への下記のコメントに、自分のブログのあり方を考えさせられた。 この人の文章はいつも良い悪いとか正しいか間違いかの前に、一番弱くて愚かな者に寄り添ってる。人そんな大層なつもりないやろけど、でも常に優しさを感じる。正しいことだけ好きな人はそういう世界で生きればいい 愚かな者に寄り添う。 いい言葉だ。 常に感じていた、goldheadさんと私との器の違いが何なのか、やっと自覚できた。 私には、愚かな者に寄り添える度量とやさしさが足りない。 ここでは、栗城氏についての意見は書かない。 栗城氏は「正しい」登山家の批判を受け入れるべきだったという意見があり、その通りではあったと思う。 しかし、goldheadさんのように「栗城氏のことはよく知らないけど、ラジオの話は面白かったし、悪いやつじゃない」と思う人もいていい。 皆が皆、栗城氏の行動を「正しく

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    zakkicho
    zakkicho 2018/05/23
  • はじめに|ちいちゃんは認知症 - ニャート

    2017年2月に、母がアルツハイマー型認知症と診断を受けた。 診断を聞いたのは、父だった(私は仕事で行けなかった)。 父の希望で、医師は母人に告知はしていない。 そして父は、母がアルツハイマーであることを私と妹にも隠した。 小さい脳梗塞の跡があり、一時的に物忘れがひどくなっているだけだと。 だから、ちょっと、いやかなりおかしいと思うことがあっても、私はその言葉を信じていた。 アルツハイマーの最期は、べることも歩くこともできなくなり、衰弱して亡くなってしまうそうだ。 薬は進行を遅くするだけで、治してはくれない。 いま思えば私自身も、母が実はアルツハイマーだと信じたくなくて「これは一時的なもの」と思っていたかったのかもしれない。 2018年3月に父が倒れた。 その後しばらくして、やっと父は事実を教えてくれた。 これから何回かに分けて、2015年に最初の兆候を感じたあたりから、最近までの母の

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    zakkicho 2018/05/05
  • 社会問題の解決よりも、提起者の「落ち度」「不公平」叩きを優先する現象 - ニャート

    先日の「駆け込み寺を作るために仏教を学ぶことにした」を読んでも、「心を病んだ人の逃げ場を作るために、私がなぜ宗教を必要としているか(なぜ政治を見限ったか)」は分からなかったかもしれません。 今日の記事でも書きつくせませんが、これから少しづつ書いていきます。 社会問題を提起する「資格」を問われたはあちゅう氏 2017年12月に、有名ブロガーのはあちゅう氏が、電通在職中の上司だったクリエイターの岸氏から受けたセクハラ・パワハラを、実名で告発しました。 はあちゅうが著名クリエイターのセクハラとパワハラを証言 岸氏「謝罪します」 はあちゅう氏は炎上ブロガーとして位置づけられることが多く、私もあまり彼女を好きではありません。 それでもこの告発には、個人的な好き嫌いを吹き飛ばすだけの力がありました。 私は、心からの尊敬と絶賛をはあちゅう氏に送ったのです。 ですがその後、「お前も過去に童貞いじりをしただ

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    zakkicho 2018/02/19
  • 恋愛をしたことがない27歳無職の精神病患者さんへ - ニャート

    この記事を読みました。 恋愛もセックスもしたことがない27才無職の精神病患者の僕は、世間から馬鹿にされても仕方のない存在なのだろうか? 思ったことを淡々と書いてみます(この方を増田さんと呼ぶことにします)。 自分が居心地のよいネット上の場を探す まず、「最近、童貞いじりや精神病患者、ひきこもり生活保護受給者へのバッシングが世間で流行っているようだ」と書かれています。 私が思うに、そうした人に対する風当たりは、10年前くらいよりずっと弱くなっています。 以前は、過労でうつ病になる人さえ「自己責任」と責められる時代でしたが、最近では一定数の共感を得られるようになってきました。 たぶん、童貞などの恋愛する機会に恵まれなかった人への言及も、2・3年後くらいには減ってくるのではないでしょうか(そうした流れを感じています)。 インターネットは、声の大きい人が目立つ場です。 恵まれない立場の人を馬鹿に

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    zakkicho 2017/12/24
  • エネルギー切れという死の形 - ニャート

    今年の夏ごろに、こんな記事が炎上していた。 自殺しようとする人が、最後の晩餐としてファミレスのハンバーグを選んだ。 それに対して、銀座の高級店に行くなどの選択肢もあったのに、選択肢を想像する力がなかったのだ、という主旨だった。 それは、自殺する人を批判しているのではなく、「生きてさえいればもっといいことあるのに」と言いたかったんだと思う。 当時、そのことについて私はずっと考えていた。 私も、死ぬ前にべたいものが特にない。 いつものご飯でいい。 じゃがいもとさやえんどうのみそ汁にご飯を入れてべたい(下品ですまない)。 タイムリーに、そのブログを読んだ一週間後、少し離れた街に住む妹夫婦が遊びにきた。 そして、義弟が運転する車で、家から車で1時間ほど離れた港町に、寿司をべにいったのだ。 外で寿司をべるなんて、持病にかかってから、もう何年もなかった気がする。 義弟の車はベンツなので、車の乗

    エネルギー切れという死の形 - ニャート
    zakkicho
    zakkicho 2017/12/19