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2006年11月11日のブックマーク (1件)

  • ヴァイル/七つの大罪

    ガーシュウィンと並び称されるブロードウェイ・ミュージカル創成期の大物、クルト・ヴァイルは、ドイツ近代音楽においてとりわけ特異なポジションを占める作曲家でもありました。劇作家のブレヒトと共作した数々の作品はよく知られていますが、これはヴァイル&ブレヒトのコンビによる最後の舞台作品。バレエでありながら歌が入るという奇怪な形式で、ディスクで音楽だけをきく分には、全部で35分くらいの小オペラという感じで楽しめばよいのでしょう。 内容は、ルイジアナの田舎に住む若い女性アンナが、故郷に家を建てるためにアメリカの大都市を渡り歩き、キャバレーの踊り子になったり、金持ちの男と付き合ったりしながら目的を成し遂げるという、資主義批判等の毒を盛り込んだ、いかにもヴァイルらしい逆説的サクセス・ストーリーです。各都市での歌には聖書にある七つの大罪のタイトルが付けられていますが、これも逆説的な意味が強いようです。主人

    zakkie
    zakkie 2006/11/11
    すばらしい音楽評、むかし聞いたMTT盤が欲しいのだが入手出来ない。