“不確実”な世の中で、企業変革力強化とDX推進こそが製造業の生きる道:ものづくり白書2020を読み解く(2)(1/4 ページ) 日本のモノづくりの現状を示す「2020年版ものづくり白書」が2020年5月に公開された。本連載では3回にわたって「2020年版ものづくり白書」の内容を掘り下げる。第2回では、“不確実性”の高まる世界で日本の製造業が取るべき方策について紹介する。 2020年5月に公開された「令和元年度ものづくり基盤技術の振興施策」(以下、2020年版ものづくり白書)を読み解く本連載。第1回の「日本の製造業を取り巻く環境と世界の“不確実性”の高まり」では、2020年版ものづくり白書の「第1章 我が国ものづくり産業が直面する課題と展望」を中心に日本の製造業の現状について整理した上で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も含めた近年の世界における不確実性の高まりを確認した。 2020年版も