入所者と職員133人が新型コロナに感染し、入所者25人が死亡した神戸市の介護老人保健施設の職員がNHKの取材に応じ、「施設では酸素投与と点滴しかできず、何度も救急要請をしたが、受け入れ先がなく、次々に亡くなっていった」と実態を語りました。 神戸市長田区の介護老人保健施設「サニーヒル」では、先月、新型コロナのクラスターが発生し、7日までの25日間に、入所者97人と職員36人のあわせて133人が感染し、これまでに入所者25人が死亡しました。 この施設の男性職員が施設でのクラスターの実態を知ってほしいとNHKの取材に応じました。 職員は施設内で急速に感染が広がった背景について、「自分のいるフロアは認知症の方ばかりで、マスクを着けて下さいと言っても、ものの数秒で外されてしまう。ひとりで歩ける入所者が感染したら収まりがつかないと予測していたが、歩いてほかの入所者に近づき、次々と陽性となってクラスター
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