ゴールデングローブ賞主要4部門を受賞したほか、執筆時点で106の賞を受賞し、アカデミー賞にも8部門でノミネートされるなど、高い評価を受けている。 面白いのは、映画中に、Facebookや同社CEOマーク・ザッカーバーグなど、実在の企業や人物が実名で登場するところだ。 見ている側としては、どこまでが真実なのか、実在の人物を出して問題はないのかが気になってしまう。 何しろ、日本版ポスターのコピーは、「天才 裏切り者 危ない奴 億万長者」だ。真ん中二つは、どう見ても誉めているとは思えない。 映画が描く世界について、配給元のソニー・ピクチャーズエンタテインメント映画マーケティング部パブリシティ室東浜由晃氏に聞いた。 普遍的なテーマを描いた青春群像劇 筆者が「Facebookの映画化」と聞いてまず思ったのが、実在のウェブサービスを映画で取り上げることへの驚きだった。しかも、監督はあの「セブン」「ファ